【自作】爪切り立て小箱/その15

  • 2018.04.09 Monday
  • 18:37

爪切りを立てて収納する小箱を自作します。
設計と型紙の作成には『FreeCAD』を使います。
どのように作成するのかを掲載して、
『FreeCAD』のチュートリアル的な事も記事にしたいので、
そうすると膨大な文量になってしまう為、何回かに分ける事にします。

【前回まで】


<その15の完成画像>


今回の「その15」では、
展開図を印刷する為の準備をします。


<準備>

  • 製図には、
    前回に引き続き『FreeCAD Mac版』ver0.16を使っています。

<工程>

  1. 前回の続きから始めます。
  2. 前回の完成状態で印刷できない事もないのですが、
    プラスチック板(ポリプロピレンシート)を
    切り抜く為の型紙にするには、もう少し工夫した方が良いので
    今回それを解説します。
  3. まず、前回作ってLabel名を「【展開図】」と付けた図形を
    改名しましょう。
    私は、「【完成】展開図」に変更しました。
  4. ワークベンチメニューから「Drawing Dimensioning」を選択します。
  5. 「新しい図面を挿入」ボタンのすぐ右側の
    「▼」をクリックします。

    すると、
    ポップアップメニューが現れるので、
    今作は「A4 横 (Plain)」を選択します。

    すると、 「Page」というLabel名の
    フォルダのようなものが新規作成されます。
  6. 次に、
    「【完成】展開図」を選択状態のままで、
    「アクティブな図面にパーツの正投影図を挿入」ボタン
    クリックします。

    すると、
    「コンボビュー」に「正投影図」というタスクが開き、
    右側(メインビュー)に細長い図が描画されます。

    これは、前回までに作った図形の真横から見た状態なので、
    厚さ0.75mmの薄っぺらい絵になっているのです。
  7. 「コンボビュー」の「タスク」の「正投影図」の
    「視点」の選択肢から「Z +ve」を選びます。

    すると、
    右側(メインビュー)の図が、真上から見た状態の絵に切り替わります。

    (「Z +ve」というのは、Z軸の+方向から図形を見る格好になり、「Z -ve」なら裏側から見る格好になる)
  8. 「コンボビュー」の「タスク」の「正投影図」の
    「OK」ボタンをクリックして閉じます。
  9. このままでは、切り抜く型紙としては線が太すぎるので調整します。
    「ラベルと属性」の列の
    「Page」のすぐ左の「▶︎」をクリックして下の階層を開きます。

    「ortho_0_0」というのが、今描画した「正投影図」です。
    それを選択します。
  10. 「コンボビュー」の下の「データ」の
    「プロパティ」の列で「Line Width」の値が、線の太さを表してます。
    これを「0.1」(単位はmm)にします。

    (もっと細くしてもいいが、あまり細くしすぎると画面上での作業がやり辛くなる) すると、
    「正投影図」の線がぐっと細くなったのが目で見て分かると思います。
  11. 「コンボビュー」の下の「データ」の
    「プロパティ」の列で「Page」のLabel名を変更しましょう。
    私はこれを新たに「【展開図】」に改名しました。
  12. 次に、
    図面の線の色分けを明記しましょう。
    (しなくてもいいが、した方がうっかりミスが低減する)
    「【展開図】」を選択したまま、
    「Add Text Drawing」ボタンをクリックします。


  13. 「コンボビュー」の「タスク」の「Add Text」の真ん中あたりに
    横幅の広い項目があって、「Text」という文字列が入っている筈です。
    その文字列を任意の文字列にします。
    私はまず、「ブラック…切り取り線(折り溝)」としました。

    そして、マウスカーソルを右側(メインビュー)に持っていくと、
    今入力した文字列のシルエットが現れて、
    マウスカーソルに追従します。
    そして任意の場所でクリックすると、
    そこにその文字列が書き込まれる仕組みです。
    私は、右上の方に置きました。
  14. 同じ要領で次もやるのですが、
    今度は文字色も変えてみましょう。
    「コンボビュー」の「タスク」の
    下の方の「Preferences」の
    枠内にある右側の黒い四角(現在の色)をクリックします。
    (上の方の「Grid Options」の枠内ではない)
    すると、
    「Select Color」ウインドウが開くので、任意の色を選択します。
  15. 私は、「Cyan」を選択しました。
    そして「text」は「シアン……谷折り線」に変更し、
    先の「ブラック…切り取り線(折り溝)」の下に大雑把に置きました。
    (あとで細かく位置調整するので取り敢えずは大雑把でよい)
  16. 同じ要領で次々と作って置いて行きます。
    (山折り線と中心線は、今作では使わないので省略しても構わないが、全部書く猜吻瓩鯢佞韻討いた方が、後々によい)
    Magenta」で「マゼンタ…山折り線」、
    Green」で「グリーン…中心線」、
    Yellow」で「イエロー…寸法線」、
    red」で「レッド……寸法値」、
  17. 全て書いたら、
    「コンボビュー」の「タスク」の「Close」をクリックして閉じます。
    すると、
    「【展開図】」の下の階層に、
    「Text001」〜「text006」という六つのものができている筈なので、
    その六つを全て選択状態にします。
  18. その下のビューの「プロパティ」の列で
    「click1_x」の項目の値を任意の数値に変更します。
    私は、「200」にしました。



    すると、
    今し方、書き込んだ六つのテキストが、左揃えになります。
  19. 次に、
    「Text001」だけを選択して、
    その下のビューの「プロパティ」の列で
    「click2_y」の項目の値を任意の数値に変更します。
    私は、「30」にしました。
  20. 同じ要領で、他の五つのテキストも
    「click2_y」の項目の値を任意の数値に変更します。
    ただし、規則性のある数値にそれぞれ変更します。
    私は、
    シアン……谷折り線」を「40」に、
    Magenta」で「マゼンタ…山折り線」を「50」に、
    Green」で「グリーン…中心線」を「60」に、
    Yellow」で「イエロー…寸法線」を「70」に、
    red」で「レッド……寸法値」を「80」に、
    それぞれ変更しました。

    そうする事によって、
    テキストの行間が均一になって、見栄えが綺麗になります。
  21. 図面に寸法を入れる作業に移ります。
    型紙にする場合、寸法の書き込みは必須ではないのですが、
    型紙の寸法が100%の縮図になっているか確認するためにも必要なので
    縦横の最大値は入れておいた方がよいと考えられます。
    まず、
    「Add Linear Dimension Stack」ボタンをクリックします。
    すると、メインビューの様相が変わり、
    エッジが太い緑色、頂点が大きな丸に、
    マーカーペンでなぞられたような表現になります。
  22. 次に、
    展開図の
    一番左になるエッジと
    一番右になるエッジの、2本をクリックして選択し、
    マウスカーソルを下に動かすと、寸法線と寸法値が現れて、
    マウスカーソルに追従します。

    そのままでは、色が違う筈なので変更しましょう。
  23. 「コンボビュー」の「タスク」の
    「Add Linear Dimension Stack」の下の方、
    (スクロールしないと隠れているかもしれない)
    「Preferences」」枠内のさらに一番下の方にある
    「lineColor」の右側の色付き四角をクリックします。
    すると、
    「Select Color」ウインドウが開きます。

    先にテキストで書き込んだ任意の色を選択し「OK」をクリックします。
    私の場合は、寸法線は「Yellow」ですね。
  24. そのまま、
    その下にある「text propertiese」の枠内にある
    右側の色付き四角をクリックします。
    すると、
    「Select Color」ウインドウが開きます。

    先にテキストで書き込んだ任意の色を選択し「OK」をクリックします。
    私の場合は、寸法値は「Red」ですね。
    すると、 右側のメインビューに表示されている
    書きかけの寸法線と寸法値の色が選択したものに変わります。
  25. そうしたら、
    右側のメインビュー内の
    寸法線と寸法値の位置をクリックして決定しましょう。

    展開図の上側に持っていくと、
    先に記入したテキスト群と重なってしまうので、
    下に持って行った方がいいと考えられます。
    また、背景の白は用紙サイズを表しているのですが、
    あまり端の方にもっていき過ぎると、
    印刷した際に途切れてしまう事がありますから、注意して下さい。
    • 一応説明しますと、
      「Add Linear Dimension Stack」ボタン
      クリックしたあと、三回のクリックが必要です。
      最初のクリックで寸法の一端を決め、
      次のクリックで寸法の反対側の一端を決め、
      3回目のクリックで、寸法値の書き込み位置を決める。と
      いう事になります。
  26. 今、横幅の最大寸法を書き込みました。
    同様に、縦幅の最大寸法を書き込みます。
    (タスクを閉じていなければ、「Add Linear Dimension Stack」ボタンは、再度クリックする必要はない)
  27. 一番上になるエッジと
    一番下になるエッジの、2本をクリックして選択し、
    「lineColor」の右側の色付き四角を変更し、
    (私は、「Yellow」)
    「text propertiese」の枠内にある右側の色付き四角を変更し、
    (私は、「Red」)
    マウスカーソルを動かして、
    任意の場所でクリックをして位置を決定します。
  28. 「コンボビュー」の「タスク」の「Close」をクリックして閉じます。
  29. ここから、谷折り線を描画して行くのですが、
    先の寸法線の時のように、
    その都度色を同じように変更するのは煩わしいので、
    初期値を変えてしまいます。
    画面上のメニューバーから、
    「編集」→「設定」と選択します。
  30. 現れた「設定」ウインドウの左側の一覧から、
    「Drawing Dimensioning」を選択します。
  31. 一番下の「Center Lines」の枠内で右下の
    「color」」の右側の四角をクリックします。
    すると、「Select Color」」ウインドウが開きますので、
    任意の色を選択します。
    私は、谷折り線を「Cyan」にしています。
  32. 「OK」ボタンをクリックして、
    「Select Color」」ウインドウを閉じます。
  33. そのまま、「設定」ウインドウの一番下の「Center Lines」の枠内で
    左下の「Width」の値を「0.05」(単位はmm)に変更します。
    • ここで指定する線の太さは、切り取り線の太さより細い「0.05」にした方がいいと私は思いますが、好みで太さを調整して下さい。
  34. それから、
    「設定」ウインドウの一番下の「Center Lines」の枠内で
    右上の「gap length」を「0」にしたいのですが、
    この設定ウインドウでは最小でも「0.1」までにしかできません。
  35. なので別の場所で設定を弄ります。
    「設定」ウインドウは「OK」ボタンをクリックして閉じます。
    そして、
    画面上部のメニューバーから、
    「ツール」→「パラメーターを変更」と選択します。

    すると、「パラメーターエディタ」ウインドウが開きます。
  36. 左側の選択肢から、
    「Preferences」→「Mod」→「Drawing_Dimensioning」と
    階層を辿って選択します。
    すると、右側に17行ほどの設定項目が現れます。
  37. その中の6行目辺りに
    「centerline_len_gap」という名前の行がある筈ですから、
    その値をダブルクリックして「0」に変更します。
  38. 「閉じる」ボタンをクリックして、
    「パラメーターエディタ」ウインドウを閉じて下さい。
    これで、センターラインのギャップが「0」にできました。
    (先の「設定」ウインドウでは「0.1」のままだが、弄らなければ「パラメーターエディタ」ウインドウの「0」が優先になる)
    • センターラインは、標準では破線になっていて、その途切れる空間が、この設定になります。
  39. 『FreeCAD Mac版』ver0.16には、
    図面に直接線を描画する機能がないので、
    谷折り線などは、センターラインを描画する機能を流用します。
    「Center Line」ボタンをクリックします。

    すると、
    さっきの「Add Linear Dimension Stack」と同様に、
    メインビューの様相が変わり、
    エッジが太い緑色、頂点が大きな丸に、
    マーカーペンでなぞられたような表現になります。
  40. 左側の「コンボビュー」の「タスク」の内容を見て下さい。
    「パラメーターエディタ」ウインドウで設定した通り、
    「Preferences」枠内の「gap length」の値が「0.00」に
    なっている筈です。
    「設定」ウインドウで設定した通り、
    「centerLine_color」の色が「Cyan」になっている筈です。
  41. この状態で、谷折り線を描いていきます。
    現状はまだ、展開図が黒一色の為、
    谷折り線が見分けがつきませんから、
    谷折の箇所をなぞっていきます。
    まず、左上の1本を描いてみましょう。
    作業しやすいように、折る箇所の上端を拡大します。

    丁度、縦に3本線になっています。
    これは、折り溝を立体的に表しているので、
    両側の2本は溝の「肩」の部分になり、
    折る溝の谷底、つまり中心線は、真ん中の1本になります。
  42. その真ん中の1本の上端が頂点を表す丸になっていますから、
    その丸をクリックします。
    すると、
    様相が戻り、そのままマウスカーソルを動かすと、
    今の頂点から、Cyan色の直線が、
    垂直方向と水平方向にだけ、マウスカーソルに追従して
    直線が伸びるようになります。
    • 色がCyanなのはそう設定したからであり、別の設定にしていれば当然別の色になります。
    • 伸びるのが直線であるのは、ギャップを「0」に設定したからであり、「0」にしていなければ破線になります。
  43. そうしたら、そのまま縮小・拡大して、
    その谷折り線の下端の頂点をクリックします。
  44. これだけでは完了していないので、
    もう一回クリックする必要があるのですが、
    先にクリックした二つの頂点の間のどこかでクリックして下さい。
    • 今、縦方向に線を伸ばしているので、横方向のクリックする位置ははどこでも構いません。
    • 縦方向に、二つの頂点より外側にマウスカーソルを持っていくと、まだ線が延びてしまいます。
      これは、本来センターラインを描画する機能のために、三回のクリックが必要だからです。
  45. すると(3回目のクリックをすると)、
    また様相が変わり、2本目の線を描画できます。
    同じ要領で、2本目以降の谷折り線を描画していって下さい。
    全部で、12本あります。
    • 相当する部品の名称で言えば、
      「壁左背」と「壁斜左背」の間の縦の線(既に最初に描いたもの)、
      「壁斜左背」と「壁背」の間の縦の線、
      「壁背」と「壁斜右背」の間の縦の線、
      「壁斜右背」と「壁右背」の間の縦の線、
      「壁背」と「底板」の間の横の線、
      「底板」と「のりしろ左」の間の縦の線、
      「底板」と「のりしろ右」の間の縦の線、
      「壁前」と「底板」の間の横の線、
      「壁左前」と「壁斜左前」の間の縦の線、
      「壁斜左前」と「壁前」の間の縦の線、
      「壁前」と「壁斜右前」の間の縦の線、
      「壁斜右前」と「壁右前」の間の縦の線、
      の12本になります。
  46. 12本とも描けたら、タスクを「Close」します。

    これで展開図の谷折り線を全部色分けできました。
  47. このまま印刷してもいいのですが、
    若干問題が残っているため、一旦PDFに書き出します。
    画面上部のメニューバーから、
    「ファイル」→「PDFファイル形式でエキスポート」と選択します。
  48. 開いた「PDFファイル形式でエキスポート」ウインドウで、
    保存場所と、File nameを任意に指定してから、
    「Save」ボタンをクリックして保存します。
  49. 書き出したPDFがこちら。

    tsumekiri_tate_kobako_r1.pdf」をクリックすると
    別ウインドウで開きます。

<次回予告>

次回の「その16」では、
あとひとつの問題を解決して、PDFを印刷します。
【自作】爪切り立て小箱/その16





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