『ベンリーキャッチ』のホルダ【自作】

  • 2018.01.31 Wednesday
  • 21:32

「サンフラッグ」(SUNFLAG)というメーカー製の
『ベンリーキャッチ』という道具があります。
こんなの。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サンフラッグ ベンリーキャッチ500mm NO9000500
価格:994円(税込、送料別) (2018/1/31時点)

用途は、
手が届かないところにある物をとるためのものです。
また、自在に形状を曲げられるので、一直線ではないところにも届きます。

さて、
この『ベンリーキャッチ』、
確かに便利に使えるのですが、
使わないときに仕舞っておくのがちょっと邪魔。
細長いので、中途半端にスペースを食います。
丸めてしまおうとすると、
A5サイズくらいのの箱が必要になってしまいます。
中途半端なんですね。
もっとスマートにすっきりとどうにか収められないかと思案の末、
刀の「鞘」のように仕舞えるホルダーを作って、
アングルラックの柱に固定してはどうだろうかと、思い立ちます。
それで、自作してみる事にしました。
 

<完成写真>

これを先に。
真似して作るにしても、
その方がイメージが湧き易いでしょうから。
この写真では、
形を押さえるためにバネクランプを使用していますが
数日間この状態で放置すれば、安定すると思われますので
最終的には、映っているバネクランプは全て外します。
(それで形が崩れたり壊れたりするようなら、私の設計ミスだな)
 

 

<準備>

まず、
元となる『ベンリーキャッチ』の必要な箇所の寸法を測りながら、
いつものように「FreeCAD」を使って
設計、展開図まで描きました。

今回はとても横長になってしまったので、
そのままではA3ですら入りきらず、
A2サイズになってしまいましたので、
A4を横に二枚細長く並べて繋ぐ方法をとりました。
上記の二枚のpdfをそれぞれ、
A4サイズに縮小率100%で印刷して使用します。

  • 材料
  • ポリプロピレンのシート(厚み0.75mm)
    • 今回は透明のものを使った方が良いです。
      理由は、谷折りだけでは無く、山折りもある為、
      両面から折り溝を掘る必要があるからです。
    • 切り出すパーツの最大長が536.1mmになりますので、
      それより大きなサイズのものが要ります。
      百均のダイソーなら長辺550mmの物が売っています。
      (寸法を短く切り詰めて制作しても使えない事もないが)
  • ポリプロピレン対応の両面テープ
    • 接着剤でも構いませんが、両面テープの方が仕上がりが綺麗です。
  • プラネジ(4mmサイズ)
    • 今回は、プラネジで柱に固定します。
    • サイズ表記の「4mm」は穴や軸の径ではなく、挟む素材の厚みを示しており「4mm以上」という意味です。
      このサイズで「4mm以上」〜8mm程度の厚みまで抑えられます。
  • 道具
  • パソコン&プリンターなど
    • 型紙を印刷するのに使います。
      最近では、コンビニなどでも印刷できますけどね。
  • トレース台
    • バックライトで紙を透かして見る台です。
      型紙を繋ぎ合わせる時に使います。
      なければ、パソコンのディスプレイで代用しましょう。
  • カッターマット
    • 他の物で代用せず、専用の物を使った方が吉。
  • カッターガイド(自作)
    • 他の物で代用せず、専用の物を使った方が吉。
      滑り止め付きが扱いやすくて良い。
      指先を葉先から護るガードレール付きが望ましい。
  • マスキングテープ
    • 今回は型紙を二枚に分けて印刷し、繋ぎ合わせるので
      その時に仮止めに使う。
  • セロハンテープ
    • 今回は型紙を二枚に分けて印刷し、繋ぎ合わせるので
      その時に繋ぎ合わせるのに使う。
  • 普通の両面テープ
    • 型紙を素材に仮止めするのに使う。
  • ハサミ
  • 毛抜き
    • 無くても良いが、あると便利。
      今回は、バリ取りに使う。
  • Pカッター
    • ポリプロピレンのシートを切ったり、
      折り溝を掘ったりするのに使う。
  • 普通のカッター
    • グリップが太めの握りやすい物が物が使いやすい。
  • 細工カッター
    • 切っ先が鋭角で細かい作業に向く。
      今回は、穴抜きに使う。
  • 三角刀(彫刻刀)
    • 無くてもできないことはないが、あった方が良い。
      今回は、折り溝のバリ取りに使う。
  • 丸刀(彫刻刀)
    • 無くても良いが、あると便利。
      今回は、角を丸めるのに使う。
  • 小皿
    • 無くても良いが、あると便利。
      今回は、バリなどの細かいゴミを一時的に収集する。
  • 曲尺
    • 「かねじゃく」と読む。
      今回は、本来の使い方では無く、
      のりしろを裏から抑えるのに使う。
  • バネクランプ(25サイズ)
    • 6個使用。
      形を安定させる為に仮止めとして使う。
  • バネクランプ(50サイズ)
    • 4個使用。
      形を安定させる為に仮止めとして使う。
  • アルコール剤
    • キッチン向け除菌用のもので可。
      のりしろの脱脂に使う。
  • キッチンペーパー
    • のりしろの脱脂に使う。
  • 耐切創の手袋
    • 無くても良いがあった方が安心。
      最初はごわついて扱いづらく感じるが、
      慣れるとそうでもないし、
      使っている内に手に馴染んでくる。
       

<工程>

  1. 型紙を作ります。
    1. まず、前出の型紙の原稿をパソコンなどを利用して印刷します。
      1. 印刷する時には、縮小率100%で印刷して下さい。
        セブンイレブン(Fuji Xerox)のマルチコピー機で
        普通紙プリントする場合は、
        [ちょっと小さめ]欄で「しない」を選択します。
      2. 用紙サイズは「A4」です。
        これを横長に繋げて型紙にします。
    2. 二枚の重なる部分(寸法の数字が目印)を中心にして、
      トレース台に片方を載せます。
      (トレース台が無ければ、パソコンのディスプレイに真っ白なページを表示するなどして代用しましょう)
    3. マスキングテープで動かないように固定します。
    4. もう一枚を重ねて位置を合わせます。
      • この時、夜間で部屋の明かりを消して作業すると
        よりやり易いと思います。
    5. 重ねた部分の上下の中心位置に小さく1cmほど一箇所だけ、
      セロハンテープを貼ります。
      • この時、印刷された線を避けておいた方が
        カットする時にやり易いです。
      • この時にしっかり固定してしまうのでは無く、
        辛うじて繋がっている状態にするのがコツ。

        この画像のように(中心より少しずれているが)、
        線を避けて一箇所だけ固定します。
    6. 繋げた二枚の型紙を、テーブルなどの平らな物の上に置き、
      定規(カッターガイド)を線に当てて、
      なるべく二枚の直線が一致するように
      紙を微妙に動かして微調整します。
    7. 直線がぴったり一致する角度になったら、
      そこでしっかりとセロハンテープで固定します。
      • この時、印刷された線を避けておいた方が
        カットする時にやり易いです。
      • こんどは仮止めではなく、しっかりと貼り合わせます。
        裏側も貼って固定しておいた方が良いでしょう。
  2. 型紙に素材を貼り合わせます。
    1. 型紙に両面テープを貼ります。
      1. 後で剥がす仮止めなので、普通の両面テープでいいです。
        むしろ、強粘着の物は避けた方が良いです。
      2. 切り出す線よりも内側に貼るのがコツです。
        外側に貼っても、素材を切っていくと
        型紙とパーツがバラけてしまうからです。
      3. 印刷された線を避けるように貼っておいた方が
        カットし易いです。

      この写真が一例です。12箇所貼りました。
    2. ポリプロピレンのシートを貼り合わせます。
      1. 両面テープを貼った型紙から剥離紙を全て剥がし、
        テーブルなどの上に置きます。
      2. その型紙の上に
        ポリプロピレンのシートを「そっと」重ねます。
      3. ズレが無い事を確認したら、
        その上からしっかり押さえて密着させます。
  3. カット線に沿って切ります。
    1. もし、新品のポリプロピレンのシートを使う場合は、
      余りの部分が広いので、
      まず先に、長辺側を切り落とします。
      その方が、後の作業がやり易いからです。
    2. 次に、穴の部分を切り抜いてしまいます。
      後回しにするとやり辛くなります。
      1. 細工カッターを使った方がやり易いです。
      2. この時、一度に切りきるのは難しいので、
        カッターの刃で何度かなぞるようにして少しずつ切ります。
      3. 今回は、切り抜く穴は二箇所かるので忘れずに。
      4. 穴は、プラネジのメス側が通れば良いので、
        実物を通して穴の大きさを確認します。

      5. カッターの刃の「背」等を使って、バリを取ります。
    3. その後で、外側のカット線を切っていきます。
      1. この時、一度に切りきるのは難しいので、
        カッターの刃で何度かなぞるようにして少しずつ切ります。
      2. 細かいところや穴の切り抜きは、
        細工カッターを使った方がやり易いです。
      3. 丸角の部分は、丸刀(彫刻刀)を使って押し切ります。
      4. カッターの刃の「背」等を使って、バリを取ります。
  4. 折り溝を掘ります。
    1. 先に谷折り線を全部掘ってしまいます。
      1. この時、Pカッターを使うのですが、
        深く掘りすぎると簡単に千切れてしまいますので
        切りきる深さの50%〜70%程度を掘って下さい。
    2. 谷折り線のバリを取ります。
      1. 上記で掘った溝に、
        三角刀(彫刻刀)を当てて僅かに掘り進む感覚で
        バリを切り取っていきます。
      2. その時のイメージを拡大画像で説明します。
        Pカッターで50%〜70%くらい掘り込んだ状態の拡大画像。

        灰色が素材、青い面がPカッターで彫り込んだ溝、
        茶色の部分が「バリ」です。
        ここに三角刀(彫刻刀)の刃先が通る位置を
        赤く示したのが下の画像。

        溝の一番底まで抉るのでは無く、
        谷の両肩だけを削ぎ取るイメージです。
        その結果、バリが糸上に切り取られた状態が下の画像。
    3. 谷折り線が全て掘れてバリも取れたら、裏返します。
    4. 裏側(型紙側)から山折り線の溝を掘ります。
      1. そのまま、Pカッターで掘ろうとすると、
        型紙が綺麗に切れずに破れてしまいますので
        敢えて、普通のカッターでまず先に折り溝の中心に沿って
        型紙を切ってしまいます。
      2. その型紙の切った端に沿う様に、折り溝を掘ります。
      3. 谷折りと同様に、
        切りきる深さの50%〜70%程度を掘って下さい。
    5. 谷折りと同様にしてバリを取ります。
  5. 型紙を剥がします。
    1. この時、慌てて一気に剥がしてしまわずに、
      切り残しが無いか、掘り残しが無いか、
      よく確認しながら慎重に剥がしていきます。
      特に今回は、穴が二つあるので忘れずに。
  6. 谷折り線に沿って曲げていきます。
    1. 今回の谷折り線は長い方です。短い山折り線は後回しにします。
  7. のりしろの脱脂をします。
    1. アルコール剤等をキッチンペーパーに含ませて拭き上げます。
    2. その後で、水気が残ら無いように乾拭きします。
  8. のりしろの脱脂をします。
    1. のりしろの上下関係は、
      穴が繋がっている方の面が内側になり、
      反対側の穴が繋がっていない面が外側になるように
      素材の厚みを計算して設計してあります。
    2. アルコール剤等をキッチンペーパーに含ませて拭き上げます。
    3. その後で、水気が残ら無いように乾拭きします。
  9. のりしろに両面テープを貼ります。
    1. のりしろの上下関係は前述の通りです。
      裏表を間違え無いようによく確認してください。
    2. 今度の両面テープは、仮止めではないので
      ポリプロピレン対応の物を使います。
    3. 接着剤より、両面テープの方が仕上がりが綺麗になります。
  10. のりしろを貼り合わせます。
    1. 今回は、剥離紙を全部剥がしてしまった方が
      少しずつ貼り合わせて行くより、やり易いと思います。
    2. 素材が元に戻ろうとする力が強いので
      バネクランプをうまく使って押さえ込んでやります。
      一例を示すとこんな感じですね。

      私は、50サイズを4個と、25サイズを6個も使いました。
    3. バネクランプでしっかり形を整えて固定できたら、
      曲尺等を中に突っ込んで内側から押し、
      外側からも挟むように押してのりしろを密着させます。
  11. 山折り線に沿って曲げます。
    1. 今回の山折り線は、両端の穴の側の2本ずつ計4本です。
  12. アングルラックの柱に固定します。
    1. この時、バネクランプをなるべく外さずにやります。
      外しすぎると、
      素材の応力によってのりしろが剥がれてしまうかもしれません。
    2. 楕円の穴が下で、正円の穴が上にくるように設計してあります。
      先に上を止めてしまいます。
    3. プラネジは、メス側を柱の裏から通し、
      オス側をホルダー側から通します。
    4. プラネジは、脆いので強く締めすぎ無いように注意が必要です。
      後で緩まないか心配なら、ネジロックの類を使用しましょう。
    5. 次に、下側の穴をプラネジで止めます。
  13. 柱ごと挟むように、バネクランプを掛け替えます。
    1. すぐに全部外してしまうと、壊れてしまうかもしれませんので、
      この状態で数日間放置しておきましょう。
       

<完成>

以上で完成となります。

 

 


お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人 気ブログランキング

手作り・DIYランキング

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

寺岡製作所 不織布両面テープ NO.7565NO.7565 5mm×20m 1巻
価格:99円(税込、送料別) (2018/1/31時点)

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

TRUSCO プラネジ 4mm 20組入 PNE420
価格:225円(税込、送料別) (2018/1/31時点)

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【H&H】PCバネクランプ50 4個 PC-504
価格:213円(税込、送料別) (2018/1/31時点)

[このブログの 「selected entries」「categories」へジャンプする]

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

カウンターなど


[このブログの「selected entries」「categories」へジャンプする]


[✓]

ユグドア」(YggDore)に登録済みです。
カンパやチップを大歓迎します!
要望等も受け付けてます。
(できる範囲が狭いが)

このページへチップを贈る



DIYフリークの集い
(ウェブリング)

前へ
このサイト名欄
次へ
ランダムに飛ぶ
リンク一覧
参加を希望する
Q&A

ランダムでサイトをひとつ紹介します。



Twitterも↓やってます

お勧めソフト、サービスなど

私がよく使うショップ

  ヨドバシ.com/ヨドバシカメラ  

  モノタロウ  

  Amazon.com  

  西友-SEIYUドットコム  

イオンショップ

私も「ビッグローブ光」に乗り換えました。↓


私も「mineo」に乗り換えました。
満足度調査でトップクラスらしい。↓



私も「Norton Internet Security」使ってます。↓

シマンテックストア




楽天モーションウィジェット
A8.net版

(あなたのご利用傾向から)





利用しているアフィリエイト


機能的かも↓


「西友 SEIYUドットコム」のアフィリエイトならここ↓


記事が少なくても審査に通りました。↓

リンクシェア アフィリエイト紹介プログラム

「住信SBIネット銀行」のアフィリエイトならここ↓

アフィリエイトのアクセストレード

誰もが知る楽天市場↓


なんでもござれのAmazon↓





試用スペース

試しに貼ってみた

↓ローテーションバナー(無作為)






ここまで試用スペース



selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM