塗装する時の小技
- 2017.12.22 Friday
- 18:19
今回は塗装をする時の小技を五つほど紹介。
一つ目。
<スタンドの活用>
細かい物を塗装する時、
棒付きのワニ口クリップなどに挟んで立ててやると、
塗り易くなりますし、そのまま乾燥もできます。
この棒を立てる台は、売っているものもありますが、
簡単に自作する事もできます。
ダンボールを等幅で細長く切り、
それを束ねたり、丸めたりして、
接着剤などでバラけないように固定すれば完成です。
横着してマスキングテープなどで巻いてもいいでしょう。
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また、
クリップやピンチなども、色々な形状のものが売っていますので、
用途に合わせて使い分けるといいと思います。
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ワニ口クリップ (棒付き) 口先が細くて、 狭い隙間の箇所でも挟める。 |
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ポップ用クリップ 両側がクリップになっていて、 真ん中で可動してどの向きにもできる。 |
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バネクランプ 挟む接触部分が点や線ではなく、 平行な面になるような構造に工夫されているので、 しっかり固定できてズレにくい。 |
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布団ばさみ 大きくてリーチが長いので、 たまに活躍する場面がある。 |
近頃では、百均にも色々な種類が置いてありますね。
二つ目。
<塗料は濾過する>
全くの新品で開封したての時は気にする必要はありませんが、
気をつけていても、塗料の中に不純物が混ざり込む事があります。
筆や刷毛などの抜け毛、塗装対象の微細な欠片、埃や塵など。
塗料は使う前と後に、濾過してやった方が良いのです。
「ストレーナー」などとも呼ばれますが、
塗料用の濾過紙や濾過器も売っていますし、
茶漉し器や排水口フィルターなどで代用もできます。
(コーヒーフィルターは目が細かすぎて塗料には向かない)
油性塗料は、硬化した塗膜の欠片などは再溶解する事が多いですが、
水性塗料の場合は、硬化した塗膜の欠片などは大抵が異物となります。
容器を一度開封してしまうと、蓋との隙間に付着した塗料が硬化して
その欠片が中に混入する事もあります。
三つ目。
<筆は洗う前に拭き取る>
筆や刷毛など、バケツやヘラなども同じ事が言えますが、
洗う前に、新聞紙や雑紙などで
拭き取れるだけ拭き取ってから洗った方がGOODです。
使った新聞紙や雑紙などは乾けば燃えるゴミとして出せますね。
塗料を洗う時、筆や刷毛などに残っている量が多ければ、
その分、洗浄液も多く消費します。
水性塗料の場合、大抵は水道水で洗って
そのまま排水口から流していると思いますが、
水道代だってタダではないのだし、
下水処理場の負担が僅かでも減らせるなら、環境にも優しいというわけです。
逆に全く遠慮せずに洗って排水口に流していると、
年月とともに排水管の内部で塵などと混ざりながら僅かずつ硬化して
詰まりの原因になる事もあります。
四つ目。
<不織布の活用>
普通の紙や布は、繊維の塊なので
これで用具を拭くと、僅かに毛羽立ちが付着する事があり、
その毛羽が塗装面に残る事によって、仕上がりが悪くなる事があります。
「不織布」というものがあって、これは繊維ではないので
毛羽立ちがありません。
洗濯して使いまわせるものも売っていますし、
ティッシュペーパーみたいな使い切りタイプのものも売っています。
ただ、単価がそこそこするので、
何でもかんでもこれを使うのはコスト高になってしまうので、
他の物と上手に使い分けるといいでしょう。
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五つ目。
<ターンテーブルの活用>
「ターンテーブル」とか「回転台」とか呼ばれるものがあります。
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上に物を乗せて、360度ぐるりと回転させられる台です。
これの上に塗装する対象物を乗せて、
ちょこちょこと左右に向きを変えながら塗装すると、
意外と楽ですし、狭い場所でもやり易くなります。
光源を動かさずに、光の当たる角度も変えられるので、
塗りムラも見つけ易くなりますし、
筆先が影になるのを避ける事もできます。
最近では、百均でも売っていますね。
ケーキなどを作る調理器具のコーナーに置いているかもしれません。
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