もうじきクリスマスですね。
さて、時折耳にしますが、
「サンタクロースなんて居ない」なんて嘯く人、
結構多いようですね。
特に、大人に目立つようです。
子どもが夢物語を信じてしまうのは良くある話ですが、
大の大人が、夢物語を信じてしまうのですね。
だから「サンタクロースなんて居ない」なんて言えるのです。
ん?
「なんか文章が変だな?」と思った人は比較的、マトモ。
意味も解らず、なんの不自然さも感じなかった人は、ちょっとどうかしてますね。
☆笑☆
もう少しちゃんと説明しましょう。
「サンタクロースは居るか、居ないか?」という問いには違和感を持つ私ですが、
もしそう問われたら、「居る」が正解です。
私個人の答えだけではなく、正解が「居る」なのです。
「居ない」と答える人は、
『サンタクロース』にまつわる夢物語を鵜呑みにしているから、
「そんなのは居る筈がない」とか「非科学的」とかいう先入観に駆られて、
現実が全く見えなくなっているのです。
興味すらないでしょうね。
そもそも、
『サンタクロース』というものが解っていなくて、妄想ばかり膨らませているのです。
妄想だらけになってしまえば、それは確かに「非現実的」になっていくでしょう。
ですが、『サンタクロース』というものが理解できれば、
「なるほどそういう事か」と納得する人も多い筈です。
<実在の人物がモデル>
これは割と、知っている人も少なくないのではないかと思いますが、
知らずに「サンタクロースなんて居ない」なんていう
自分の妄想を信じ込んでいる人もいるようです。
>教父聖ニコラオス(ニコラウス)の伝説が起源である。
抜粋:ウィキペディア/サンタクロース
これは「通説」であって、科学的に証明されたわけではありません。
ですが、この「教父聖ニコラオス」という人物は実在したようです。
ただ、この人物に関する伝記や創作物が幾つかあり、
『サンタクロース』はその派生の一端なのです。
そして、
『サンタクロース』を題材にしたり登場させたりしている創作物は
千差万別であり、実に多種多様で、バリエーションに富んでいます。
赤い服を着ていない者も居れば、
トナカイの引くソリに乗っていない者も居ますし、
大きな髭をたくわえていない者も居ます。
この話を知って、
「ほら見た事か、やっぱり想像じゃないか」なんて早合点する人は、
そういう人格なのでしょうかね。
それとも単に、誰かを否定や攻撃したいだけなのか、
子どもの頃のトラウマがそうさせるのか、それは解りませんが、
元となった人物がいたのですから、
あながち『サンタクロース』を全否定はできないでしょう。
例えば、
日本人なら誰もが名を知る歴史上の人物、
『聖徳太子』『天草四郎』『織田信長』『豊臣秀吉』『徳川家康』辺りも、
かなりの数の創作物のバリエーションが存在します。
その創作された物語の一部だけを見聞きして、
「そんな人物は居ない」と思い込んでいるようなものです。
元となった人物の存在まで否定してしまったら、
それは妄想と現実が区別つかなくなっていると言えるでしょう。
ただ、『サンタクロース』の場合は、
「ニコラオス」という名前から変化してしまっていますから、
「ニコラオス」=『サンタクロース』ではありませんね。
<一人ではない>
時々、さも科学的に尤もらしい理屈を述べて
『サンタクロース』を否定する人に、こう言う人がいます。
「一晩のうちに世界中の子供達にプレゼントを渡す事は、物理的に不可能だ」と。
さてさて、こういう人は、
自分の妄想が切り離せていない事に気付いてないのでしょう。
『サンタクロース』は唯一無二の存在だとか、
世界に唯一人しか存在しないとか、誰が言ったのでしょうか?
誰も言っていませんよ。
まあ、百歩譲って、そう述べている創作物が幾つかあったとしても、
誰もが口を揃えてそう言っているわけではないし、
科学的に証明されたわけでもありません。
『サンタクロース』は、実は無数に存在するのです。
何処の国にもいますし、誰の元にでも現れます。
現実に、サンタクロースには「公認」という制度があり、
グリーンランド国際サンタクロース協会というものが
1957年に設立されたそうです。
これより以前はともかく、
この協会が公認した『サンタクロース』は正式に認められた存在なのです。
グリーンランド国際サンタクロース協会が認定する
「公認サンタクロース」は世界に100人以上もいるようですが、
それ未満の「地方サンタクロース」や「自称サンタクロース」も居ます。
その様は、多種多様です。
「そもそも、『サンタクロース』とはなんぞや?」と
疑問に思うのが普通です。
ここまで聞いても、「サンタクロースなんて居ない」と言い切る人は、
単に目耳を塞いで、自分の妄想を吐いているだけです。
或いはたまたま、貴方自身のそばに居た『サンタクロース』を
消し飛ばしてしまったのかもしれません。
<『サンタクロース』とはなんぞや?>
グリーンランド国際サンタクロース協会というのは、
『サンタクロース』を科学的に証明するための機関などではなく、
独自の基準を設けて、その審査と試験などにパスすれば、
「協会公認」となるというだけの話です。
まあ、その内容は「ネタ」的には面白いのですが、ここでは割愛しましょう。
何が言いたいかというと、
『サンタクロース』とは一人の人物を指した言葉ではなく、
行動や格好を指しているのだという事です。
もっと言ってしまえば『心意気』を指しているのです。
誰かが「『サンタクロース』だ」と認めてしまえば、
誰しもが『サンタクロース』になれるのです。
そう考えれば、実に論理的であり科学的であると思いませんか?
その世界中の多くの人の中に在る『心意気』を全否定して、
「そんな人は実在しないよ」と言ってしまえる人の心が
どれだけ殺伐としているか垣間みえてしまいそうですね。
<「居るのか」ではなく「在るのか」>
つまり、
『サンタクロース』は「居るのか?」と問うよりも
『サンタクロース』は心に「在るのか?」と問う方が
とても自然な気がするという事です。
どうですか?
貴方の心に『サンタクロース』は「在りますか?」
それとももう、枯れてしまいましたか?
<あとがき>
この記事は、あくまで筆者の持論に過ぎません。
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