【自作】R測定簡易定規(クレジットカードサイズ版)
- 2017.12.04 Monday
- 22:11
DIYや工作をやっていると、
既存のカーブのR(半径)が幾つなのか知りたい場面が、たまにあります。
これ、普通のスケールとかだと
意外と計測するのは難しくて、
専用のR測定定規が欲しくなります。
普通に買えば、千円前後で買えるので買ってしまうのも手ですが、
DIY勢としては、もっと安く自作してみたいものですね。
(精度を求めるなら既製品を購入した方が良い)
そこで今回のお題は『R測定簡易定規』を自分で作ってしまおうというものです。
勿論、精度的にはやや不安がある「簡易型」になりますが、
±0.1ミリ程度ずれても、1mm単位で測れれば取り敢えずは使い物になると思います。
やり方は幾つか思いつきますが、
今回は、
クレジットカードサイズで、透明シート型で、
Rの線が1mm刻みでプリントされているものを作ります。
測定範囲は、R=1〜R=35mmになります。
<ご注意>
※真似して作りたい方向けに原稿を無料で公開していますが、
「再配布は禁止」「転売も禁止」とさせていただきます。
個人的使用における範囲であれば、無償で
印刷し、加工し、使用する事を許可します。
※画像やpdfなどの素材ファイルへの直リンクは禁止とさせていただきます。
このブログのこの記事のURL
「http://scrappocket.mac-in.net/?eid=104」へのリンクは、
私の承諾を得る必要はありません。是非、拡散してください。
トップページ「http://scrappocket.mac-in.net/」も同様です。
<完成写真>
<準備>
下記に工程も掲載していますが、
私の編み出した方法では、プリンターを故障させてしまう可能性もあるので、
あくまで、自己責任で行って下さい。
筆者は、何の責任も持ちません。
- 材料:
- A4のPPC用紙。(裏紙で可)
- 透明のセロハン紙。(トレーシングペーパーで作ってみるのも一興)
- セロハンテープなど。
- ラミネーターフィルム。(ラミネーターの機械が無くてもラミネートできるものも売っています。百均でも売っている)
- 道具:
- プリントするための機材。(パソコンとインクジェットプリンターなど。レーザープリンタなどの過熱するものはNG)
- フリーカットの液晶保護フィルム。(大きさはA4くらいで、粘着剤を使っていないもの、貼り直しができるものを用意する。百均でも売っている。面積が小さいものでもできなくはないが、A4サイズくらいの方が使い易い)
- ハサミとカッター。
- 丸刀。無くてもいいのだけれど、彫刻刀の丸い刃のやつがあると、カットした角を丸めるのが楽。
<工程>
- まず、
「A4のPPC用紙」に、下のpdfを縮小率100%で印刷します。
これを本印刷の時の位置出しと、大きさ合わせに使用します。
「Radial-scale(easy-ver_credit-card-size)ver.Beta3.1.pdf」をクリックすると、
別ウインドウで上のpdfを開きます。
(このpdfは、クレジットカードサイズ版になります。アプリやプリンターの設定などを上手く使うと、A4用紙に9〜10枚程度印刷できます。ラミネートの張り合わせ余白部分として、四辺を5mm幅で計算してありますので、クレジットカードよりやや小さいものが印刷されます。) - 印刷した「R測定簡易定規」の寸法が合っているか、スケールなどで軸の目盛りを測って確認しましょう。
(縮小・拡大をしていると、正しい測定ができない) - 「フリーカットの液晶保護フィルム」より小さめに、セロハン紙をカットします。
(最低限の小ささにするよりも、先にPPC用紙に印刷したもので大きさを合わせて「R測定簡易定規」がプリントされる予定の寸法より大きめにした方がやり易いです) - 次に、
「フリーカットの液晶保護フィルム」を台紙代わりに利用します。
その粘着面に、そのセロハン紙を貼ります。
この時、シワになったり、気泡ができたりしないように注意してください。
位置合わせは、
先に印刷したPPC用紙を下に敷き、
「フリーカットの液晶保護フィルム」の粘着面を仰向けにして重ね、
プリンターの基準点の角を合わせてやると、印刷する位置が判ります。 - この状態で、プリンターで印刷するのですが、
プリンターによっては、
折角仮貼りしてあるセロハンを引っぺがしてしまう事があるので、
セロハンテープなどで、
給紙方向の先端側をセロハンテープで更に固定してやります。
この時、セロハンテープが印字部分に被らないようにして下さい。 - 上記までの手順ができたら、プリンターで印刷します。
※プリンターによっては、このような使用方法をすると故障の原因になる事もあるので、自己責任で行って下さい。
(私のEPSON PX-V630では、詰まったり故障したりせず、上手くできました) - セロハン紙に印刷できたら、そのまま乾燥させます。
(すぐに触ると、インクがズレたり剥がれたりしてしまう。小一時間くらいは乾燥させましょう) - 乾燥ができたら、
台紙代わりの「フリーカットの液晶保護フィルム」からセロハン紙を剥がします。
この時、慎重にやらないと、セロハン紙は脆いので簡単に千切れてしまいます。
剥がすコツは、セロハン紙の角にセロハンテープを一旦貼り(四辺に対して斜めの角度が良い)、
そのセロハンテープを剥がすと、
セロハン紙がセロハンテープの方に張り付いて一緒に剥がれて来ます。 - あとは、セロハン紙からそのセロハンテープを剥がします(この時、四辺と平行になっていると剥がし辛い)。
- 剥がした印刷済みのセロハンから、必要最低限の小ささで、「R測定簡易定規」部分を切り出します(余分な部分をここで切り落としておかないと次のラミネートの行程で四辺に隙間が出来てしまう)。
- その次に、
ラミネーターフィルムに、その印刷されたセロハン紙を挟んで、
ラミネートをし、クレジットカードサイズにカットすれば完成です。
(四辺が5mm幅の余白ができるように計算してある)
<あとがき>
このブログのご利用は全くの無料でもかまいませんが、
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寄付やカンパは歓迎しますので、
お役に立てた方は、是非とも私の活動資金の一部を補助してください。
また、
ご希望があれば、今回の作品と似たもので、
寸法や形状などを変更した作品を起こす依頼も受け付けます。
が、活動資金が乏しいと思うように作業ができませんのでご理解下さい。
なお、
寄付やカンパを頂いたからといっても、必ずしもご要望を実現できるとは限りません。
なお、
ご自身で作るのが面倒で、「どっかに売ってないかなあ」という方には
この『R測定簡易定規(クレジットカードサイズ版)』の完成品を
一枚当たり¥100円+送料でお譲りしますので、
メールフォームから相談・連絡して下さい。
一枚だけなら、ハガキに貼り付けて送れるので、
送料は最小だと¥62になりますね(2017.11.19現在)。
あと、
古いバージョンのものが、4枚あって、
こちらは処分のため、¥0+送料でお譲りします。
大きさは、クレジットカードより若干大きく、
おおよその寸法が幅98×高65×厚0.3mmとなります。
測定範囲は、R=1〜R=25mmで、
1〜5mmは1mm刻み、5〜25mmは5mm刻みになります。
(ハンドメイド品なので、精度の保証は致しかねます)
透明型が3枚、トレーシングペーパー型が1枚の計4枚です。
メールフォームより先着優先とさせて頂きます。
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