タイヤが外れて死ぬか生きるか、何がその一線を隔てるのか

  • 2017.10.22 Sunday
  • 15:22

元タクシードライバーがする裏話です。

今回は「タイヤが外れる事故」について。

(タクシードライバーの事を「タクシー乗務員」と呼びますので以下はそう書きます)

 

最近目立つようでニュースでもチラホラ見掛けますが、

ずっと前から、ああいう「タイヤが外れる事故」というのは起こっています。

怖いですねぇ。巻き込まれたらどうしようとか思いますよね。

それが普通。

 

さて、普通じゃないタクシー乗務員が実際に居たので、皆様はご注意を。

タクシー業界だけではなく、他の職業でも似たり寄ったりでしょう。

近くを走る車を運転中の時だけではなく、

タクシーを利用する際にも気をつけたいです。

と、言っても、最大限の警戒をすると、他人から馬鹿にされるでしょうね。

それでもやるか、どこまでやるかは、貴方次第です。

 

本来、タクシーに限らず、

車を運転する際には、出庫前点検をするべきです。

タイヤもその一項目ですね。

パンクしていないか、

溝は充分にあるか、

異物が刺さってないか、

それだけではなく、

ホイールのボルトが緩んでいないか、

錆びていないか、

しっかりと固定されているか。

これは、「当たり前」の点検であり、大前提なのですが、

これを怠っている運転手が多いのが現実です。

一般の運転手は特に怠りがちですが、

タクシー乗務員も怠惰な者が大勢居ます。

なのに事故に発展しないのは、単に運がいいだけです。

確率論的に言えば高確率で何も起きないので、普段から警戒心が緩んでいるのです。

 

さてさて、

実際に目の当たりにした体験談もしましょう。

ある日、同僚の乗務員が血相を変えて私に

死ぬとこだったぞ。謝れよ!」と

捲し立ててきました。

どうやら、高速道路を走行中に自ら運転中の車両のタイヤが外れかかって

恐怖の体験をしたらしいのですが、

その乗務員は、その日の出庫前に自らタイヤを交換して行ったのです。

私が話を聞いて、話を整理して、理解を求めようとすると、

ひと言、謝る事もできないのかっ!」と

逆上する始末で手が付けられません。

もうはっきり言って相手にしていたくない類いですが、

その体験の余りの恐怖に卒倒し、パニックを起こして

冷静な判断ができなくなっているのだろうと同情心も湧きました。

が、果たしてそんな精神的に弱い人間が、

人様の命を乗せて走るタクシー乗務員などやっていていいのでしょうか?

私はむしろ、そちらの気持ちの方が強く、

こんな人には今すぐ辞めて貰いたいものだと思いました。

…でも、辞めるように仕向けたり追い込みかけたりはしてませんよ。☆笑☆

 

順を追って説明しましょう。

その問題の車両は、前日に私が乗りました。

帰庫して洗車後、タイヤの空気が異状に減っているのに気付きました。

パンク、というほど完全にべったり潰れてはいませんでしたが、

確認するなり、交換するなりの作業が必要でした。

当然、本来は私の仕事です。

ですが、その時たまたま、

次にその車両に乗るその同僚の乗務員がもう出勤して来ていて、そばにいたのです。

私は「すぐに交換しますから」と最も早い選択肢を選び作業に取りかかりました。

まずは、交換用のタイヤを整備場から持って来る事です。

たまたま、専門の整備員がその場に居なかったのも運が無かったのでしょう。

私はもたつく訳にもいきませんから咄嗟に、

割と汚れていない奇麗なホイールに装着されているタイヤを選んで、

その車両のところに持って行きました。

すると、その問題の同僚の乗務員と、

もう一人別の乗務員が手伝って、既に元のタイヤを外す作業をやっていました。

私は「すみません。手伝ってもらって有り難う御座います」と言いつつ、

「整備員が居なかったから勝手に持って来ましたけど、これでいいんですかね」と

言いながら、持って来たタイヤを取り付けようとしたのですが、

その問題の乗務員が「いいよ、いいよ、やるから」と言って自ら取付をしました。

勿論、私は「私の仕事ですからやりますよ」と言って

少し割り込むような格好でやろうとまでしたのですが、

その問題の乗務員は私を押しのけ強引に自ら取り付け作業を行ったのです。

 

賢明な読者の方は、もう起承転結が読めますね。

そうです。

タイヤを選んで持って来たのは私。

それを実際に取り付けたのはその問題の乗務員です。

そのまま機嫌良さげに出庫して行くその問題の乗務員が運転するタクシーを見送って、

何事も無かったかのように、いや、何も気付かずにその日私は帰宅したのです。

 

翌日、私が出勤して来ると、整備専門のスタッフが

「昨日、かなりヤバかったみたいだぞ。ちゃんと謝っておけよ」と

早々に私に言って来ました。

当然、その時は何の事だか解らなくて、事情を聞くと、

なるほど事態は飲み込めました。

そこで、これこれこういう経緯だったんですよ。とその整備員に説明しました。

すると、「普通、ボルトを締める前にすぐ気付くぞ」と更に言って来るので、

私は念を押すように

「ですから、タイヤを持って行ったのは私ですけど、

取り付けたのが私ではないので気付きませんでしたよ」と言うと、

やや訝しげにその整備員は引っ込んだのです。

問題の乗務員の言い分と、私の言い分が食い違っているのだから仕方ないでしょう。

何に気付く筈だったかと言うと、

異なる車種のタイヤを私は持って行ったのです。

具体的に言うと、

ニッサンのセドリックなのに、

トヨタのクラウンコンフォートのホイール&タイヤを

持って行ってしまっていたのです。

この二つの車種のホイールのボルト位置には互換性がありません。

かなり近いので、ホイールが入ってしまいはするのですが、

ボルトがしっかりと締まらないのです。

私は確かに「やらかした」のですが

整備員の言う通り、取り付け作業をすれば、違う事にすぐ気付く筈だったのです。

ですが、既に書いた通り、本来は私の仕事だったのに、

私にはやらせてもらえなかったのです。

私が気付く機会を奪われてしまった、と言ってもいいかもしれません。

その時、そこにもう一人手伝っていた乗務員が居たのですが、

その人も取り外しは手伝っても、

取付は手伝わせて貰えなかったので、気付けなかったのでしょう。

また、当時はその車庫にある車両の殆どが、ニッサンのセドリックで、

トヨタのクラウンコンフォートは数台しかなかったので、

置いてあるホイール&タイヤが二種類ある事を普段から意識していなくても、

90%以上の確率で問題にならなかったのも運が無かったのでしょう。

まして、タイヤ交換など、日常的と言うほど発生する作業ではなく、

一年に一回出会えば多い方です。

なぜなら、パンク自体もそう高い頻度で起きるものではありませんが、

点検する事と、

正常な状態で次の乗務員に車両を渡す事は、乗った乗務員の責務ですが、

実際の交換作業は必ずしも自分でやる必要は無く、

整備員に言ってやらせても良いのです。

つまり、私自身も経験不足でしたが、その問題の乗務員も経験不足だったのでしょう。

それもまた、運が無かったのでしょう。

 

そんな幾つもの不運が一度に重なり、

しっかり閉め切れていないボルトで辛うじて留めただけのホイール&タイヤで、

出庫してしまったその問題の乗務員は、営業中に更に運に見放されたのです。

一般道を走っている時に、或はもっと早い時点、

出庫してすぐに異変を感じていれば、大事にはならずに済んだのでしょう。

そうすれば、

あんなに血相を変える程のパニックを起こさずに済んだのかもしれません。

ですが、運の無い事に、高速道路を走行するまで、異変に気付かなかったのです。

高速道路を走行していると、「ゴトゴトゴト」と凄い音と振動がしたのだそうです。

そして、車両を止めて(恐らくは安全地帯か一般道に降りてから)点検してみると、

その問題のホイールが外れる寸前までボルトが緩んでいたのだそうです。

さぞや恐怖した事でしょう。その心境は同業者なら容易く察する事はできます。

ですが、そこでその乗務員は、恐怖のあまりパニックを起こして憤慨し、

その捌け口を私に向けてしまったというわけです。

 

私がここで提示したいのは、

私とその問題の乗務員と、どちらに責があるとか、

誰が間違っているとかを判定する事でも、白黒付ける事でもありません。

ましてや、相手をやり込めたり、言い聞かせる術を論じたいわけでもありません。

「そういう事もある」という現実を知り、

警戒を怠らない事が自身の命を護る事になるのだという事を、私は言いたいのです。

間違ったホイール&タイヤを持って来てしまう乗務員が居て、

自分の仕事ではないのに進んでやってしまう乗務員が居て、

触っても車種が違う事に気付かない乗務員が居て、

そばで作業を見ていても気付かない乗務員が居て、

たまたま席を外していて立ち会えなかった整備員が居て、

運転していても異常に早急に気付けなかった乗務員が居て、

経験不足な乗務員が三人も居て、

尽く運に見放された乗務員が居て、

恐怖のあまりパニックを起こして冷静な判断が出来なくなる乗務員が居る、

という現実です。

当事者の一人である私がこんな事を言ってしまうのは烏滸がましいのですが、

誰かがはっきりと言うべきだと思いますので、言わせて頂きます。

こんな有様で事故が起きないわけがない

むしろ、高速道路を走行している真っ最中に、本当にホイールが外れてしまって

大事故にならずに済んだのは、不幸中の幸い。

最後に残っていた僅かな幸運に命拾いしたと言っていいでしょう。

そう。

その問題の乗務員は、「運だけ」で生き残ったのです。

勿論私も。「運だけ」で業務上過失致死を問われずに済んだのです。

 

ですが、考えてみて下さい。

いや、賢明な読者の方なら、私ごときが説き伏せなくとも既に言っているでしょう。

「やる事を全てやっていれば、起こらなかった問題だ」と。

その通りです。

経験不足だったとしても、うっかり違うホイール&タイヤを持って来ても、

やるべき人間がやるべき事を忠実にやっていれば、

この問題は発生しなかったでしょう。

いや、気付く機会は何度もあった筈です。

どれか一つでもカードが揃っていなかったら、この事故は成り立たなかった筈です。

そう。

それが現実なのです。

 

読者の皆様も、

運転する立場であれ、

利用する立場であれ、

脇を歩いている立場であれ、

こんな現実が世の中なのだという警戒心を持っていれば、

いち早くその身に降り掛かる危険に気付き、避ける事もできるでしょう。

そう。

何がその一線を隔てるのか

幸運をただ待つだけではありません。

その幸運を引き寄せる不断の積み重ねが幸運を引き寄せるのです。

 

 

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命を護る事より放任を死守したい輩が多過ぎ

  • 2017.11.13 Monday
  • 20:47

元タクシードライバーが語る、業界の裏話です。

今回は『タクシー強盗』に対する防犯の話をします。

タクシードライバーの事を「乗務員」と呼びますので、以下はそう書きます。

 

【目次】

<命要らずのタクシー乗務員ども>

<タクシー会社は吹き溜まり>

<タクシーは強盗被害に遭いやすい>

<あとさき考えられない輩>

<犯人は大抵捕まるのだが>

<問題はどこか?>

<自由を護りたい人達>

<防犯は日頃の積み重ね>

<未遂のままだった対策など>

 

<命要らずのタクシー乗務員ども> [目次に戻る]

「命知らず」の間違いではありません。

「命要らず」のタクシー乗務員の多い事、多い事。

中に入ってみれば、その無茶振りに驚く事に間違いはないでしょう。

まともな人なら、すぐに辞めたくなるでしょう。

辞めないまでも、

「こいつらダメだ。自分の身は自分で護るしかない!」と焦る事でしょう。

 

なにしろ、

「そんな事やってたら商売にならねぇよ」が常套句ですから、

強盗対策など、二の次どころか全くやりません。

「当たったら運が悪かっただけ」

「どうしようもない」

こんなセリフばかりしか出てきません。

「金を渡せばいいんだよ、一生に一度出くわせば多い方なんだからさ」

なんて楽観的な人も居ます。

 

自分たちが、如何に危険な仕事をしているかという『自覚』が全くないのです。

危険を顧みず行動する「命知らず」は、

自身がやっている事の危険は知っているでしょう。

そんなことを知らない、考えもしない、

御構い無しに好き勝手に楽しようと

日々奮闘している人達が殆どです。

きっと、命が要らないのでしょう。

 

強盗対策など考えている人は極々稀でしかなく、

積極的に何かしらの行動をとっている人は、私以外に見た事がありません。

(人伝に聞いた事は無くもないですが、かなりのレアケースのようです)

私が居たタクシー会社は、東京でも大手のうちに入る規模なのにですよ。

約6年ほど勤めていましたが。

その前に他所の中堅どころに約5年ほど勤めていました。

計10年以上、業界の中に居た事になりますが。

 

逆に、

自由を侵害されそうになると、

もの凄い勢いと剣幕で反論したり、抵抗したりします。

さぞや『自由』が欲しいのでしょう。

 

つまり、自由気ままに仕事をして食って行きたくて、

その環境を護る事は、自らの命より優先しているという事です。

 

<タクシー会社は吹き溜まり> [目次に戻る]

はっきり言ってしまえば、

タクシー会社は、未だ「ならず者」達の巣窟であり、

社会で一度や二度失敗してしまった人たちの吹き溜まりです。

私もその一人なのですが。

 

所謂、現役の「暴力団員」は殆どいません。…皆無ではないところが怖いですが。

そういう人は、なかなか入社できないし、

できたとしてもバレた時点で退職させられます。

では「ならず者」とは、どういう意味か?

「命知らず」の無謀な人も居ます。

「唯我独尊」な横暴な人も居ます。

法律なんか守ってられねぇよ、と豪語する「無法者」も居ます。

他にもロクでもない人間がかなり多くいます。

そんなの何処にでもいるだろ。と言う方もいるとは思いますが、

タクシー業界は多いのです。吹き溜まりです。

大抵は、人格や性格、行動などに

何かしらの問題があって、他所で失敗したか追い出されたような人達が

行き着く先が、タクシー会社なのです。

(私も、病気がなければ、以前の他の仕事を続けられたでしょう)

 

勿論、そうじゃない人も居ますよ。少ないですが。

大卒で新卒入社する人も居ますし、

清廉潔白な人も居ます。

とても真面目で働き者な人も居ます。

ですが、考えがマトモならマトモなほど、

「こんなところには居られない」と辞めていくのです。

そのため、

マトモな人は少なく、

他に行くアテがない人ばかりが残って溜まってゆくのです。

 

<タクシーは強盗被害に遭いやすい> [目次に戻る]

そもそも、タクシーは強盗に狙われやすのです。

(と言っても、他の職業や一般人に比べれば、という意味ですが)

但し、衝動的に犯行に及ぶチンケな強盗に。

計画的に犯行を練る輩は、タクシーなんか狙いませんね。

成功したところで、10万円も持ってやしないんですから。

計画犯なら、効率を考えるでしょうから、

犯行一回当たりの金額も考えに入れる筈です。

 

衝動的に犯行に及ぶチンケな強盗は、

面倒な事を考えずに、さっとお手軽に始められるところを狙います。

タクシー以外には、コンビニとか。

勤務中のタクシー乗務員は10万も持っていませんが、

コンビニはもう少し多い額が店内にあるでしょうね。

売上ベースで考えれば、タクシー一台よりコンビニ一軒の方が大きい筈です。

 

それでも、

コンビニより、タクシーは狙われやすいと言えます。

なぜでしょうか?

コンビニは、レジに一人しか店員が居なくても、

奥にもう何人か居る可能性があります。

犯行中に他の利用客が入ってくるかもしれません。

店舗の前を通りかかった人が偶然気がついて通報するかもしれませんし、

顔を覚えられる可能性もあります。

一方、タクシーは、乗務員が二人乗っていればすぐ分かりますし、

善良な乗客を装って車内に入ってしまえば、

他の利用客が入ってくる可能性はゼロと言ってもいいでしょう。

それと、タクシーは乗客の指示通りに走るのが基本ですから、

人気のないところに連れて行くのは簡単ですし、

基本前方を見ていますから、

後部座席に座った乗客の顔はよく見ていない事もあるのです。

更に、タクシーは乗務員の背後に位置取る事がごく自然にできてしまうのです。

面と向かって脅さなくていい上に、

座席が壁になるので、度胸のない気弱な人でも衝動的にできてしまうでしょう。

 

つまり、コンビニよりも

お手軽で便利に見えるのでしょうね。衝動的に犯行に及ぶ輩には。

 

<あとさき考えられない輩> [目次に戻る]

さて、実際何人か

強盗に襲われた乗務員から体験談を聞く事がありました。

金額的には、一万か二万くらいでも持ってすぐに逃げていくそうです。

その程度の金額で人生棒に振るんですから、

もう思考がぶっ飛んでいるのでしょうね。

強盗に至るまでの経緯は人それぞれでしょうけど、

「金が欲しい」という事は共通していると思います。

(金取り目的以外で暴行を受ける事件も稀にあるが)

 

世の中の多くの人たちは、

「金が欲しい」と思っても、

衝動的にタクシーを襲ったりせずに他の方法を検討します。

犯罪ではない方法で金を得る人が殆どでしょう。

仮に犯罪に走る人でも、

その金を得た「あと」の事も想像して考えるのが普通です。

走って逃げれば、なんとかなると算段しているとは思えませんので、

あとの事は何も考えられなくなっているのでしょうね。

 

<犯人は大抵捕まるのだが> [目次に戻る]

そんな相手が刃物などを突きつけて脅してきたところで、

さっさと金を渡せば、怪我する事はまずありません。

そう、タクシーは狙われやすくても、

怪我をする事は殆ど無いのです。

 

ですが、稀にそうは行かない相手が来る事があります。

ひとつは、

最初に渡した金額では満足せず「もっと持ってるだろ!全部出せ!」という、

肝の据わった強盗です。

この類の人種は、期待通りの金額が本当になかったとしたら、

諦めたり納得してくれたりするとは限りません。

本当に刺して、殺そうとしてくる事もあります。

そう。乗務員が自分の言う事を利かないからと思い込んで

邪魔者と思い込み排除してから、

自分で隅々まで探そうと思い立つのです。

こういう輩は、指紋や毛髪など、

自分の証拠を残さないようにしていませんから、

大抵、あとで捕まりますけどね。

警察も人死にが出ると、やる気満々捜査しますから。

もうひとつは、

「金を出せ」と言ってから刺すのではなく、

まず真っ先に有無を言わずに行き成り、

急所目掛けて思い切り刺してくる輩です。

乗務員と問答する気は最初から全くない輩です。

日本人の強盗にはあまり居ないタイプで、

外国人の強盗にこういうタイプが居ます。

文化の違いでしょうかね。

被害者の口を封じさえすれば、捕まらないお国柄の人なのでしょう。

当然、こちらのタイプも日本では大抵は捕まります。

 

以外と、

先に挙げたような、チンケな強盗の方がなかなか捕まらなかったりもします。

警察も、小額の被害だと馬鹿にして真面目に捜査しない

もっと重大な事件に人員を取られてしまい、捜査がなかなか進みませんからね。

すると、

そういう犯人は味をしめて何度も同じ手口を繰り返すので、いずれ捕まります。

 

<問題はどこか?> [目次に戻る]

問題とすべきは、どこなのでしょうか。

  • 犯人が捕まるかどうかだと考える人もいるでしょう。
    少ないと思いますが。
    • 警察が犯人を捕まえてくれれば、
      乗務員は死んでいても浮かばれるのでしょうか。
      遺族は納得するのでしょうか。
  • 盗られた金が戻るかどうかだと考える人もいるでしょう。
    大抵は戻りませんが。
    • タクシー強盗などする輩は、
      大抵は目先の生活費にも困っているような状態なので、
      捕まる頃には奪った金は殆ど使い果たしています。
  • そもそもが、
    タクシー強盗に遭わないようにするべきだという人もいるでしょう。
    • 確かに一理あります。
      実際に、強盗に遭いやすい乗務員の傾向というものがあり、
      会社や組合でも注意喚起しています。
      ですが、100%確実に避ける事はできません。
      (タクシー乗務員を辞めれば話はべつだが)

私が思うには、

タクシー強盗に遭った時にどう行動するか、

そして狒う前に瓩匹行動するか、

それが大事だという事です。

実際に私が自分で日頃訓練していた事も交えてお話しします。

  • 不幸にもタクシー強盗に遭ってしまった場合、
    • 下手に抵抗などせずに言う事に従って金を渡してしまう。
      • こうする事によって、怪我をせずに済むかもしれません。
        ですが、それで100%怪我を避けられない事は、先にも述べました。
    • 最初に「金を出せ」と言ってくる輩の場合には、
      一瞬の隙がありますし、問答する余地もあるかもしれません。
      • その時やるべき事は、最初の「かね」の声が発せられる前に、
        いやそもそも強盗だと認識する前に、
        どんな乗客でも必ず、「シートベルトを真っ先に外す事」です
        そして、右手はドアをいつでも開けられる位置に持っていく事です
        そして必ず、後部座席の方を振り向く事です。
        そして「ありがとうございました。料金は○○円になります。」などと
        自分から真っ先に声を掛けるという事です。
        相手が「かねを…」くらいまで言う、コンマ秒で
      • そこまでやってしまえば、
        相手の攻撃も避けやすくなるし、逃げやすくもなります。
        隙あらば、車外に脱出する事も容易いでしょう。
    • 有無を言わずに行き成り刺してくる輩に対応するには、
      それでもまだ足りませんね。
      • ではどうすればいいのか。
      • まずは、心構えです。
      • いつ何時、そういう輩を載せてしまう事があるかもしれないのだという
      • 「明日は我が身」だという緊張感を持つ事です。
      • そして、事前に日頃から訓練をしておく事です
      • 強盗かも分からない見ず知らずの他人を乗せて、目的地に着いたら、
      • いや、到着する瞬間。
      • 必ず、車を止めるためにブレーキを掛けるでしょう。
      • (流石に、走ってる最中に行き成り、運転している人間の急所目掛けて思い切り刺してくる強盗は居ないでしょう)
      • そのブレーキの最中に、「よしやるぞ!」心の中で叫び、
      • いつもの訓練通りに動く事が第一です。
      1. 完全に車両が停止しきる直前に、左手はまず真っ先にシートベルトを外し、ハンドルに戻す。
      2. 右手はドアを開けられる位置に持っていく。
      3. 完全に車両が停止しきるより先に、一瞬でいいから乗客の方を振り返る。(ここで怪しい素振りがあれば気づく事もあるし、その「一瞬見られた」という感覚が犯人の挙動に躊躇を生ませる事ができる)
      4. 車両が完全に停止したら、安全のためにサイドブレーキを掛け、ギアはニュートラルかパーキングへ。これらは左手だけで行うのが通常だと思いますが、右手は常にいつでもドアを開けられる位置から離さない。
      5. そして、改めて乗客の方を振り向いて口上を述べればいい。
      • これらの動作を1秒間前後で行えるように、予め普段から訓練しておく事が大事なのです
      • そして、もし本当にタクシー強盗だったとしたら、
      • 5.の段階でやっと「金を出せ」と刃物などを突きつけてくる事でしょう。
      • それなら余裕で車外に脱出できますね。
      • 気が早い強盗だったとしても、
      • 止めるように指示をする前に走ってる最中に
      • 「金を出せ」と刃物などを突きつけてくるような事はないでしょう。
      • 精々が、停止しようと減速している最中でしょうね。
      • 停止してから犯行に及ぶ場合は、
      • 1秒前後くらいは隙が生まれ、脱出する余地があります。
      • では、有無を言わずに行き成り急所目掛けて思い切り刺してくる輩は?
      • 停止しきらないうちにはやらないでしょうね。
      • つまり、停止する直前に乗客の方を一瞬振り向く事によって、
      • 抑止できるかもしれないし、
      • できなくとも、
      • 今まさに刃物を鞄から出すところが目に入るかもしれません。
      • すると、コンマ秒の間隙があり、車外に脱出するか、
      • 或いは逆に、急加速してやれば
      • 相手は反動でシートに押さえつけられた格好になりますから、
      • そのまま急ハンドルを切るなり急ブレーキを掛けるなりすれば、
      • 数秒の余裕を作り出す事もできます。
      • なにより、犯人の挙動を目の当たりにする前に「想像している」事が、
      • 心の余裕を生み、冷静な判断もできますし、
      • 普段の訓練通りの動きにも繋げられるというわけです。

 

<自由を護りたい人達> [目次に戻る]

タクシー乗務員をやっている人の多くが、

上司や先輩の指示や思惑通りの仕事を「させられる」のを嫌う傾向があります。

好む人や抵抗感がない人は、

普通の会社の中で仕事を続ける事もできたでしょう。

ですが、

他人に指図をされる事を嫌う人は、

タクシー乗務員のような仕事に流れ着きます。

自由気ままに仕事がしたい自由人には魅力なのでしょう。

 

その証拠に、

車両にカメラを取り付ける事には、もの凄い勢いで猛反発します。

かつて、ドライブレコーダーというものが導入された時、

(一般よりタクシー業界が先だった)

殆どの乗務員が反対運動側に立ちました。

今では考えられない事ですが、

自分たちが「交通法規を護っていない」証拠が残るのが嫌だったようです。

少しでも多く稼ぐために、

交通法規を多く無視している乗務員が少なくありませんから。

GPSの導入の時も、もの凄い勢いで猛反発していました。

 

さて、それらの理屈もわからんでは無いのですが、

もっと凄い話があります。

車外を写すドライブレコーダーだけではなく、

車内の様子を写す防犯カメラの導入時には、

「そんなもの取り付けても、やられる時はやられるんだから要らない」と

猛反発があったのです。

そう。車内での普段の乗客とのやりとりが、会社に見られるのが嫌なのです。

色々と口うるさく注意をされるかもしれないという「被害妄想」には

駆られるのです。

録音装置もそうです。

「強盗犯を捕まえる糸口にはなるかもしれないけど、抑止力になんかならない」

と猛反発するのです。

 

「セーフティガード」「防犯ボード」などと呼ばれる、透明の板が

運転席のところに取り付けられているのを見た事がある人も多いと思いますが、

あれも、最初はもの凄い反発にあったのだそうです。

「邪魔」「乗客の声が聞こえづらくなる」「光が反射して見づらい」など。

「拳銃持ち込まれたら防げないから、付ける意味はない」と言う人まで。

出庫前に、わざわざ自分で外してしまう乗務員まで居る始末。

 

<防犯は日頃の積み重ね> [目次に戻る]

であるという事が解っていない乗務員がかなりの大多数を占めています。

私が豪語して実践していた訓練も、被害を100%は避けられません。

あくまで、減らすに過ぎません。

ですが、防犯カメラ、防犯ボードを組み合わせれば、もっと減らせるでしょう。

遭遇する確率を如何に減らすか。

遭った場合にも、被害を如何に減らすか。

そんな事を日々考えていた私のような人間もいれば、

犯人を逃すまいと一人で追いかけて行って、

返り討ち(?)に遭って本当に殺されてしまった乗務員も居ましたね。

両極端な例ですが。

そういう、犯人を「やっつけてやる」的な考え方の乗務員は何人かいましたね。

「空手をやっているから」「ボクシングをやっているから」と

言い出す乗務員もいましたが。

木刀や特殊警棒、スタンガンなどを常に積んでいる乗務員もいました。

 

私は、在籍中、まわりから「変わり者」と馬鹿にされる口でしたが、

本当に馬鹿なのはどちらだと思いますか?

 

<未遂のままだった対策など> [目次に戻る]

現役中、日々の訓練だけではなく、

幾つかのアイテムも考えました。

  • 防犯スプレー。
    • 実際に幾つか常備していました。
    • トイレや食事など、休憩時に車両から降りたところを
    • 狙われる可能性もあるので、
    • 上着のポケットに入れて、それに手を掛けて警戒しながら
    • 車外へ出ていました。
    • 私は、犯人を取り押さえるために持っていたのではなく、
    • 逃げる間隙を稼ぐために持っていたのですが。
    • 防犯スプレーは持っている乗務員が私以外にもいましたが、
    • それを実際にどう使うかのシチュエーションまでは考えておらず、
    • 動作の訓練などもしていなかったようです。
    • 持ってるだけで安心していたのでしょうかね。
  • アメリカの都市で走るタクシーみたいに、
  • もっとしっかりした防犯ボードか金網が欲しかった。
    • 毎日、取り付け取り外しをしなくてはならない手間が現実的ではない事と、
    • (個人タクシーではなく会社の車両に私物を付けっぱなしにはできない)
    • 予算の関係もあり、自分では実現できませんでした。
    • 勿論、会社で装備してもらえるようにも
    • 何度も上申しましたが、殆ど相手にされず煙に巻かれていました。
  • 左脇腹を護る防刃チョッキの開発。
    • これも予算の関係が大きいですね。
    • 無いよりましと、
    • ポリプロピレンのシートを何枚も重ねたものを
    • いつも左脇に仕込んでいましたが。
  • 頚動脈を護る詰襟。
    • 軍服の詰襟というものは、このために考案されたものなのだろうな。と
    • 気づきましたね。
    • これも予算の関係が大きいですね。
    • 代わりに、左の掌をさっと頚動脈の辺りに被せて、
    • 咄嗟に護れるようにと日々訓練していました。
  • 左手を護る防刃手袋。
    • 購入するつもりで品物を物色していましたが、予算的にも辛く、
    • デザイン的にも使い勝手的にも良さそうなものが見つからないうちに
    • 乗務員を辞めてしまいました。
    • 乗客側になる左手が防刃であれば、咄嗟に凶器を掴む事もできます。
  • 左腕を護る防刃小手。
    • 製作するつもりで材料を探していましたが、
    • 良さそうなものが見つからないまま、これも
    • ポリプロピレンのシートを何枚も重ねたものを
    • いつも左腕に仕込んでいました。
    • 掌と同じで、腕を盾にできれば急所を護れます。

これらの防犯アイテムは、

タクシー乗務員相手に売り込んでも殆ど売れないでしょうね。

なので、惜しげもなく掲載してしまいます。

なにしろ、防犯意識が皆無な乗務員が殆どなのですから。

 

あ。

特殊警棒とスタンガンは売れそうですよ。

相手をやっつけられるものは、一定の需要があるようです。

 

長くなってしましたが、今回はこの辺りで。( ^_^)/~~~

 

 

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タクシーを上手に乗れない人は意外と多い

  • 2017.12.10 Sunday
  • 22:24

元タクシードライバーの回想です。

裏事情などを吐露します。

 

日曜日は全員お休み。というタクシー会社があります。

まあ、単純に考えれば「だから何?」となるのだが。

 

東京地区では一週間の内で、最も売上が伸び辛いのが日曜日なのです。

(東京23区+武蔵野三鷹で、東京地区)

平日の方が売上は伸びるし、

確率論的に言っても平日に営業することが多いので、

勝手の違う日曜祭日は出たがらない乗務員も少なくありません。

(乗務員とはタクシードライバーの事)

ですが、日曜日に利用者が皆無になるわけではありません。

逆に、何かのイベントなどがあって、局所的に利用者が集中する事もあります。

大きな有名なイベントなどは、予め調べている乗務員も少なくないのですが、

小さなイベントや、恒例になっていない不規則なイベントなどは、

予め調べられるものではないため、タクシーが集まってきません。

 

そして、その一極集中時には、

電話などで迎車タクシーの注文を入れる利用者も少なくない事から、

その一帯がタクシー不足に陥る事があります。

悪天候などが重なると、もっとひどい事になります。

主催者がその辺りの事情を知っていると、

前日などに地元のタクシー会社数社に情報を与えてくれるのですが、

主催者が気の利く人だとは限りません。

 

タクシー会社によっては、

予約を受けてくれる事もあるので、

帰りに乗るつもりなら、予め予約しておくのもひとつの方法です。

(若干料金が高くなるが)

 

見知らぬ者同士で、同じ方向に行く場合などは、

相乗りしてしまうのもひとつの方法です。

東京地区のタクシーは、乗務員側から相乗りを提案する事が禁止されているので、

どんなにタクシー待ちの人達が溢れていようとも、

一人しか乗ってこなければ、一人しか一度に運びません。

効率が悪いですね。

タクシーが不足しているのであれば、

その待ち行列の中で、利用者同士で声を掛け合って

同じ方面の人達がまとまって乗ってくれれば、

不足も早く解消します。

 

タクシー乗り場が近くにある場合、

そこから乗らなくてはいけないと勘違いしている方もいます。

(一部例外的に、乗り場以外から乗せる事を禁じている場所もある)

基本的には、ほとんどの場合、

タクシー乗り場以外からも乗れるので、

乗り場に行列ができていたら、馬鹿正直にその後ろに並ばずに、

空車のタクシーが走って来る方向に向かって少し歩くのが賢い乗り方です。

この時、わかっている人は、

空車タクシーが乗り場に向かって走って来る通りの右側を歩きます。

そして、前方から向かってくる車の流れの中に空車を探します。

わかっていない人は、左側を歩きます。

そして、後方から走って来る車の流れを気にして時々振り返りながら歩いて行きます。

これでは、なかなか空車タクシーを見つけられません。

乗り場から走って来るタクシーは殆どが実車です。

(実車とは既に利用者が乗っている状態)

稀に空車が走ってきますが、

後ろだけを見て歩けないので、見逃す確率も高くなります。

空車のタクシーは、乗り場や、利用者の多くいるところに向かってきますので、

通りの右側を歩くのが正解なのです。

「自分の行きたい方向とは逆方向を向いているのでは?」と

疑問に思う人もいるようですが、

逆方向でも何の問題もありません。

逆方向でも乗務員は拒否できませんし、

そもそも、乗り場まで行かなくても利用者を乗せられるなら、

その方が効率がいいのです。

ただし、Uターン禁止や右折禁止などのために、

若干回り道が必要になる場合もありますが、

大抵は、微々たる距離です。

料金的に言って、何百円もの違いにはなりません。

(高速道路などの自動車専用道路内では別だが、そもそもそこに歩いている人はほぼ居ない)

 

上手にタクシーに乗りましょう。

 

 

さて、ひとつ余談というか、法の抜け道を伝授。

自動車には「定員」という決まりごとがあって、

それを超過して乗る事はできません。

なので、タクシー乗務員に「定員オーバーです」と言われる事があるでしょう。

その場合、二台に分乗してくれれば全くもって合法なのですが、

ちょっと頭を使うと、定員オーバーでも乗る事ができる場合があります。

まずそもそも、定員オーバーで罰を受けるのは運転手であり、

利用者ではありません。

ですが、タクシー乗務員には、

利用者の年齢を問う権利はあっても、それを確かめる術がないので、

利用者の言う事を鵜呑みにするしかありません。

すると、乗れないものも乗れる事があるのです。

 

普通のタクシーは、運転手を含めて大人5名が定員です。

(小型は大人4名、逆にワゴン型など7〜8名乗れるタクシーもある)

ここでいう「大人」として数えるのは、「満12歳以上の者」です。

12歳未満は、0歳児だろうと身長が大人並みにあろうとも、

同じように「子ども」として数えます。

そして、「子ども3名」を「大人2名」として換算します。

つまり、

普通のタクシーは、運転手を除くと

大人4名までの利用者が乗れるわけですが、

全員12歳未満であれば、6名乗る事ができるわけです。

ここまで言えば大抵の方は想像がつくと思います。

そうです。「12歳未満の子どもです」と言えばいいのです。

乗務員には確かめる術がありませんし、信用するしかありませんから、

万一取り締まりを受けても、

胸をはって堂々と「12歳未満の子どもです」と言えるわけです。

では、その場合、警察官は乗客の年齢を確認しないのか?

しても無駄なので、よほどの悪質性を感じない限り、

調べたりはしません。

(乗務員と違って、警察官は乗客の年齢を確認する事ができる)

仮に、「嘘」だとバレても、乗客は罰を受けません。

その場で、超過分が降ろされるだけです。

 

もう少し具体的に書きましょう。

乗車定員5名の普通のタクシーに乗れるか乗れないかです。

乗客 内訳 可否
4名 大人4名 OK
5名

大人2名

子ども3名

OK

大人3名

子ども2名

超過
6名 子ども6名 OK

大人1名

子ども5名

超過

なぜ、こんな計算になっているのか疑問ですが、

法律がそうなっているので仕方ありません。

 

 

さてさて、

定員以内であれば、体重が何キロでも関係ありません。

おかしな話です。

 

では、定員以内なら「乗っても大丈夫か?」と問われれば、

「大丈夫とは言えません」が答えになってしまいます。

先にも、体重が何キロでも関係ないと書きましたが、

現実には、普通の大人が満員の状態の自動車はかなり危険な状態です。

なので、「違法ではない」というだけの事であって、

「安全が保証されている」とは言えないのです。

従って、「大丈夫とは言えません」が答えになるのです。

 

満員状態の自動車は、

その分重量が重くなりますので、

ブレーキを掛けても、より止まりにくくなります。

万一の時に急ブレーキを掛ければ、

「必ず」と言っていいほどスリップします。

カーブでも遠心力が強くなるので、

いつもは平気な速度でも横滑りをする事があります。

悪天候時には、更にその危険が増します。

ついでに言うと、運転手の視界を妨げる頭が多くなる分、

避けるべき危険を察知するのが遅れます。

 

あと、

タクシーに使われている車両は大抵が、

タクシー向けに徹底的にコストダウンされていますので、

性能的には、最低限度ギリギリなのです。

(タクシー会社向けであって、タクシー乗務員向けではない)

ブレーキは甘いし、

タイヤはグリップ力が低いし、

サスペンションもふにゃふにゃです。

(ごく一部、そうではない高性能なタクシーも居るが)

 

私が今回の記事で述べたいのは、むしろこっちの方であり、

前述の法の抜け道ではありません。

嘘だろうと本当だろうと、定員一杯まで乗る事は避けた方がいいという事です。

そもそも論なのです。

タクシー料金をケチって、身体の危険を承知するのか、

安全を買う意味で、二台に分乗するのか、です。

実際、その辺りがわかっている利用者は、

一台辺り2名までしか乗らず、4人連れでも二台に分乗します。

5人で三台に分乗する事もあったくらいです。

 

安全なタクシーでありたいですね。

でも、

利用者がそれを許してくれない事もあると言う話です。

 

 

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「雪が降ったらタクシー乗って帰ればいいや」は無知なのだ

  • 2017.12.11 Monday
  • 18:58

元タクシードライバーの回想です。

裏事情などを吐露します。

 

前回「タクシーを上手に乗れない人は意外と多い」で、

イベントなどがあると局所的にタクシー不足になる事がある話をしました。

 

<用語解説>

乗務員   タクシードライバーの事です。運転手ですね。
乗客   お客様である利用者です。
法人タクシー   乗務員を雇用しているタクシー会社が運用するタクシーです。
個人タクシー   個人で独立して運用しているタクシーです。開業には試験と条件があります。
白タク   無許可でタクシー類似行為をする違法車両です。ナンバープレートが緑色(許可を得た業務用)ではなく、白いナンバープレートでやっているのでこう呼ばれています。ボディの色ではありません。

 

 

 

悪天候なども、イベントなどと同じで、

雨が降るだけで、利用者は増えますが、

台風や大雨ともなると、目に見えて利用者は増えます。

当然、タクシー不足に陥りやすくなるのですが、

悪天候時は、普段よりもスピードを控えめにするなど慎重な運転になりますし、

利用者も1cmでも雨に濡れる距離を短くしたいため、

いつもより、袋小路の奥まで連れて行かれる事もあります。

そういう事情もまた、タクシー不足の要因の一端となります。

 

また、悪天候時には道路も混雑しやすいので、

いつもよりも所用時間が掛かりがちですし、

都内はそこら中から利用者が出てきますので、

空車になってもなかなかタクシー乗り場まで辿り着かない場合もあります。

こういう日は、タクシー乗り場で待っていても、

なかなか空車タクシーがやってこなかったりする事もあります。

 

利用する時刻が予め分かっている場合は予約をお勧めします。

(若干料金が高くなるが)

タクシー会社や地域によっては、予約を受け付けていない場合もありますので

また、天気予報で悪天候だと言われていると、

予約も普段より多くなりますので、配車しきれなくなる事も考えられます。

余裕を持って前日には連絡する方がいいです。

 

さて、

乗務員側から見ると、悪天候時は普段より稼げる傾向がありますが、

非常に疲れます。

事故に遭う危険度も上がりますので神経を普段より使います。

車両も普段より汚れます。当然ですが。

なので、実は

悪天候時は出たがらない乗務員も少なくないです。

 

個人タクシーと違って、法人タクシーは、

会社の意向というものがありますので、

休みたいからと言っても、必ずしも休めるとは限りません。

ですが、

台風直撃で豪雨とか積雪が予報されていると、

「事故を起こされるよりマシ」という意向の会社もあり、

むしろ積極的に休みを勧める事すらあります。

 

利用者はいつもより多い。

タクシーの数は少ない。

所要時間は普段より掛かる。

これではタクシー不足に陥らないはずがありません。

 

つまり、

「雪が降ったらタクシー乗って帰ればいいや」と考えるのは

無知だという事です。

 

 

さてさて、

それでも積雪の中、懸命に営業しているタクシーも居ます。

ですが、その車両のタイヤが、雪道用ではない事がよくあります。

会社がケチって使わせてくれない事もありますし、

乗務員が履き替えを面倒臭がって、

夏用のタイヤのまま走っている事すらあります。

見た目でその違いを判断できる人は、それを見分けてから乗ってきますが、

わからない人は、乗務員に尋ねた方がいいでしょう。

乗客がそんなこと気にしていないのだと思い込んでいる乗務員も多くいます。

利用する側から積極的に尋ねてくれれば、

冬用タイヤを履く乗務員も増えるでしょうし、

降雪時にはわざわざ雪道用のタイヤに履き替えてもくれるでしょう。

 

そう。

乗務員は、必ずしも最高の状態の安全を提供していないのです。

「これくらい大丈夫だろう」という主観の安全しか提供していない乗務員が大半です。

当然、想定外の事故が増えます。

想定に根拠などなく、自分の気分や慣れから考えているのですから、当然です。

 

ですが逆に、

個人タクシーでもないのに、

自腹で冬用タイヤや雪道用タイヤ、タイヤチェーンなどを

購入して使っている乗務員も稀にいます。

貰っている給料をすり減らしてです。

そういう、意識の高い乗務員には、是非「チップ」を弾んでやってください。

励みになりますし「やってて良かった」と自信にも繋がります。

そして口コミで、その話が乗務員の間で広まれば、

会社が用意してくれなくても、

自腹で最高の安全を提供したくなる乗務員も増える事でしょう。

 

 

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白タクに乗ってもいいの?

  • 2017.12.12 Tuesday
  • 20:48

元タクシードライバーの回想です。

裏事情などを吐露します。

 

前回までの

タクシーを上手に乗れない人は意外と多い

「雪が降ったらタクシー乗って帰ればいいや」は無知なのだ瓩如

タクシーという乗り物は、意外と危うい存在なのだという話をしました。

 

<用語解説>

乗務員   タクシードライバーの事です。運転手ですね。
乗客   お客様である利用者です。
法人タクシー   乗務員を雇用しているタクシー会社が運用するタクシーです。
個人タクシー   個人で独立して運用しているタクシーです。開業には試験と条件があります。
白タク   無許可でタクシー類似行為をする違法車両です。ナンバープレートが緑色(許可を得た業務用)ではなく、白いナンバープレートでやっているのでこう呼ばれています。ボディの色ではありません。

 

「白タクに乗ってもいいのか?」

良いか否かで答えれば「否」です。

ですが、法律で禁じられているのは、白タク行為をする側であって、

それを利用する側ではありません。

当然、白タクに乗っても乗客は罰を受けません。

 

なのに何故「否」なのか?

それは、犯罪を助長する行為だからです。

白タク行為は犯罪なのです。

それと、

法人タクシーや個人タクシーは、

タクシーとしての整備と車検をクリアして運用しているので、

心許なくとも、最低限の性能の車両で運用しています。

が、自家用車を転用する白タクは、

その心許ない最低限の性能すら満たしていない可能性が高いのです。

そもそも、

白タクをやる人は、なぜやるのか?

目先のお金に困っているからです。

お金に困っていなければ、

わざわざ犯罪行為をして小遣い程度を得ようなどとは考えません。

乗客から受け取る料金が丸々小遣いになるわけではありません。

白タクとは言え、タクシーを運用するとなれば、

燃料代が確実に掛かります。

そして、燃料代はタクシー会社の契約しているLPガスなどに比べて、

ガソリンはかなり割高です。

日常的に使用するなら、オイル代やタイヤ代も

消耗品の費用として考えに入れなくてはならなくなるでしょう。

それらも、企業間取引で大口契約を結ぶタクシー会社に比べ、

一般人の購入価格は割高になります。

車両の掃除と運転と、その人件費で考えれば、

空車時間と準備・後片付(掃除)を計算すると、

法で定められている最低時給に届くのかどうかすら怪しいです。

(景気の良いバブルの頃とは事情が違う)

 

そんな、お財布事情の厳しい人が運用している自家用車が、

充分以上の整備がなされているのか疑問です。

しかも、

効率を上げるために、定員一杯のほぼ満員で走りたがります。

下手をすれば、定員超過で走るでしょう。

こんなに危険な「白タクに乗ってもいいのか?」と問われれば、

「否」というのが明確な答えです。

ただ、

法で禁じられていてもやる人がいるように、

乗るのは貴方の勝手です。

ただし、それなりのリスクが付きまとうという事です。

 

日本では稀ですが、

白タクを装って乗客を人気のないところで襲う、

強盗や強姦をするような輩も世の中には居ます。

法人タクシーであれば、今は殆どがGPSで会社から追跡されていますので、

滅多な事をすればすぐに足が付きます。

白タクは、誰の監視からも逃れて運行しているのです。

白タク行為は犯罪です。

見かけたらナンバー控えて通報してやるくらいで丁度良いのです。

 

 

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ひき逃げに遭ったら治療費は自腹?

  • 2017.12.23 Saturday
  • 19:28

交通事故、嫌ですね。

遭うなんて想像したくないかも知れません。

起こすのは以っての外ですが。

 

でも、

大抵の人は、事故に遭った時に

知識が無さすぎて損をしたり、右往左往したりするものです。

私もそうでした。

事故に遭う前に知っておいた方が良い事があります。

 

お題の結論を先に書いておくと、

「ひき逃げに遭ったら、自腹で治療費を賄うのは、無知のする事」です。

ええ。私も一度やらかしてます。

しかも、ぎりぎり時効以内にそれを知ったので、

何とかしようとしましたが「後の祭り」。

その時の治療を受けた病院が、

カルテをIT化で置き換えて、古いものは既に処分してしまっていて、

(過去三年以内であれば法律で保存が義務付けられているのだそうだが)

証明ができなくなってしまった。という結果に。

 

まず第一に:

警察には連絡しましょう。

被害者側には、警察に連絡する「義務」はありませんが、

警察を呼んで現場検証する事によって、

「交通事故が確かにあった」という証拠になります。

これが無いと、後で自力で相手を見つけたとしても、

治療費などを払わせる事が難しくなります。

(警察が探してくれなくても探偵などを使う手もある)

 

第二に:

治療費は、領収書を捨てずに保存しておきましょう。

相手が逃げてしまって分からなくとも。です。

これが無いと、自分の権利(損失)を証明できないからです。

衣類や手荷物などの損傷・汚損も同じ事です。

掛かった費用は、証明できるようにしておきましょう。

 

<治療費は加害者が牋貮瑤鬮疂ГΑ

まず、これは常識的な事柄なので、知るも何もないと思いますが、

事故に遭った場合の治療費は、加害者が負担する義務があります。

但し、交通事故には「過失割合」というものがありますので、

全額を負担してくれるとは限りません。

 

「過失割合」とは、

事故の要因や、落ち度がどの程度あったか。という割合で、

被害者側に何か落ち度があれは、その分は自己負担せよ。という意味です。

また「過失割合」には、

明瞭会計的な公式や基準などは決められておらず、

「判例」というものを元にして判断されます。

「判例」とは、よく似た状況の過去の交通事故の裁判の結果のことです。

それを元にして、裁判をする手間・経費を省き、

双方で話し合って折り合いを付けるという事です。

ですから、

「過失割合」は一律的にはならない事もあり、

ある程度の範囲の「ブレ」がある場合もあります。

 

例えば、

歩行者が車道を渡った場合、

自動車に撥ねられて怪我をした被害者側に、

5%〜20%程度の過失が認められる事があります。

横断歩道以外で車道を横断した場合や、

信号や禁止を無視した場合、

左右の安全を確認せずに急に渡った場合などです。

 

すると、

その「過失割合」の分だけ、加害者に請求できる権利を失います。

例えば、

治療費が10万円掛かったとして、

「過失割合」が20%あったら、8万円しか請求できずに、

残りの2万円は被害者の自己負担となるという事です。

 

なので、

交通法規を守らずに交通事故に遭うと、損をする事がある。という事です。

信号は守りましょう。取り締まりを受けなかったとしても。

横断歩道を渡りましょう。多少遠回りでも。

 

<保険の意義>

さて、

交通事故に関わる保険には、大きく分けて三種類あります。

それぞれに、目的性や機能が違いますので、

「保険が何でも賄ってくれる」とは考えない方がいいです。

 

一つ目。

  • 自賠責保険:

これは、

交通事故の被害者の負担を軽減するのが目的で、

自動車には加入が義務付けられています。

なので例えば、

被害にあった歩行者が、

被害を加えた自動車の加入している保険を使う事になります。

二つ目。

  • 任意保険:

これは、

自賠責保険の範囲を超える損害賠償を賄う事が目的で、

加入は任意ですから、入っていない運転手も居ます。

所謂「無保険車」と言うのは、こちらを指すのではなく、

前出の「自賠責保険」に加入していない違法車両の事を指します。

三つ目。

  • その他の出費を賄う保険:

医療保険や、生命保険など、

怪我する側が自分で入っている保険です。

契約の内容により違っては来ますが、

通常は、前出の二通りの保険で賄えない場合に使えます。

 

つまり、

自賠責保険で賄える範囲なら、まず自賠責保険を使う。という事です。

 

では、

加害者側の自動車が所謂「無保険車」だったり、

逃げられてしまって、請求相手が分からない場合はどうなるのでしょうか?

「任意保険」は当然、同じ状況ですよね。

「医療保険や、生命保険など」はどうでしょうか?

自分で入っていれば、相談してみましょう。

賄ってくれるか、或いは重要な事を教えてくれます。

問題は、

自分で入っていない場合ですね。

これは、警察も教えてくれません。

逃げられて警察を呼んでも、逃げた相手を大抵は探してくれません。

(ナンバープレートが分かれば別ですが)

 

実際に私は、

相手に逃げられた経験が二回ほどあります。

一回目は、バイクを運転中に自動車にぶつけられて逃げられました。

警察を呼んだものの、ナンバープレートが分からなければ

探してなどくれません。

(死亡などの重大事故なら別でしょうけど)

何も教えてくれませんでした。

結果、

治療費とバイクの修理代、仕事を休んだ分の給与減、

全て自己負担にしてしまいました。

知らなかったのですよ、何も。愚かでした。

 

二回目は、タクシーで仕事中に

後方から来た自動車に当て逃げされました。

しかも、交番の警察官の目の前で。

そもそもその自動車が逃走したのが先で、

逃げていく際に、私の運転するタクシーにぶつけて行ったので、

私が何も言わなくとも探してはいました。

(決して、被害者のために探していたのではない)

私はまだ無知でしたので、

(会社の研修でもその事は教えてくれない)

現場に居た警察官に問いました。

「このまま相手が見つからなかったらどうなるんでしょうね?」と。

すると、その警察官は

それを答える立場にない」と言うのです。

何も教えてはくれませんでした。

(後から考えると、猗爐薛瓩亙歐箸里燭瓩僕招廚併を言わないようにしていたのであり、こちらの問うている事に的外れな回答をしていただけである)

この二回目の時の被害で、

自分で色々と調べて知ったのです。

ひき逃げに遭ったら、『自賠責』が使える」と。

知りませんよ。そんな事。

(厳密にはちょっと違う)

 

請求相手(加入義務者)が誰だかわからなくても、

自賠責保険は法律で義務付けられている制度なので、

自賠責保険と同等の保障が受けられるのだそうです。

そして、あとで相手が見つかれば、

保険会社(組合)か政府が相手にその損失を請求するのだそうです。

「無保険車」の場合も同様です。

 

その制度の事を「政府保障事業」と呼ぶのだそうです。

大雑把な説明は下記にあります。

政府保障事業について(ひき逃げ・無保険事故の被害者の救済)」:

国土交通省のサイトより

 

手続きの流れとしては、

  1. 警察に事故に遭った事を届ける。
    1. 先にも述べた通り、これが無いと難しくなります。
    2. 相手が逃げたら迷わず「110番」でOKです。
    3. 電話がなければ、近くの交番か警察署へ。
    4. そして、現場検証を受ける事です。
    5. (怪我が無いと現場検証しない場合もあるので、何処か具合が悪い時は遠慮なく「病院に行く」と言う事)
    6. (物損のみの場合、「政府保障事業」は使えないと思われる)
  2. 証拠を残す。
    1. 先にも述べた通り、これが無いと難しくなります。
    2. 事故の届けも証拠のひとつですが、
    3. 治療を受けたらその領収書、物が壊れたらその修理代(或いは再購入の安い方)、
    4. 仕事を休んだら、その給与が減った分の証明(一般的には直近3カ月と事故後の給与明細を以ってその差額)。
  3. 何処でもいいから、自賠責保険を扱っている損害保険会社(組合)に連絡する。
    1. 手続きの方法などを教えてくれます。
    2. 相手の加害車が自賠責保険に入っていない場合も同様です。
    3. 被害者が保険に加入している必要はありません。

 

<あとがき>

私は知らずに一度、丸々大損をしています。

二度目は、翌日に相手が見つかり、

結果的に「政府保障事業」を使う事はありませんでしたが、

知らずにいれば、見つかっても警察から連絡を貰えなかったかもしれません。

世の中、「無知は損をする」という事です。

しかも、無知のままであれば

損をしている事に気付きもしないまま」だという事です。

 

実は、他にも色々と、

世の中「知らないと損をする」事は多いのです。

興が乗った時にはまた筆をとりましょう。

 

 

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青空駐車のコツ

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 18:27

青空駐車、路上駐車の事ですね。

これには実は「コツ」があります。

そのコツを知らずに無造作に停めると、高確率で取り締まりを受けます。

(土地が余ってるような田舎は別として)

ここでは、合法的に取り締まりを受けずに路上駐車するコツを伝授します。

 

ネット上では、反則金に焦点を当てているページが多いようですが、

私は点数の方が気掛かりなので、点数に焦点を当てて書きました。

お金は、稼いだり倹約したりすればすぐに取り戻せるので。

反則金18,000円でも、日雇いに二〜三日も行けば取り戻せますが、

3点違反は最短で考えても三ヶ月待たなければいけません。

その回復するまでの間に同じ失態をもう一度やらかしたら?

反則金は同じです。18,000円でも、日雇いにまた二〜三日も行けば取り戻せます。

点数は?

合計6点になるとどうなりますか?

 

<まえがき>

筆者は、違法な行為を推奨しません。

このブログは、法を逃れる指南をしているわけではありません。

 

<法律を正しく把握する>

何よりこれが大前提です。

また、法律は時折改正されますので常に勉強するつもりでいましょう。

法律を知らなければ、合法も何もありませんから、

それでは当然取り締まられる確率は高くなります。

また、同じような違反でも、

より点数が高くなったり反則金が高くなったりします。

無知でいると、その「損した」事にすら気付かないままでしょう。

ここでは、法令の転載はしませんが、
各所にありますからよく読んで把握してください。

 

<嘘を鵜呑みにしない>

よく嘘を言う人がいます。

特に駐車違反や駐停車違反は、
そのボーダーラインが色々とあって混乱しやすく、

勘違いしたままの人もいますから、

他人の言う事をそのまま鵜呑みにせずに、
他の情報ソースで裏を取る「癖」をつけましょう。

私も間違った事を書くかもしれません。

(もし間違いを見つけた方は、ページ下部のコメントよりご指摘を下さい)

 

特に大きな嘘が

「都内は全部駐車禁止だよ」とか「停められるところなんて殆どない」とか

いうものです。

「国道は全て駐車禁止」とか「条例で都内は全て駐車禁止になっている」とか

いうものも、都市伝説のようなものです。

法律を正しく把握して、標識や表示をきちんと読み解けば、

意外と停められるところは多くある事に気付くはずです。

 

<ボーダーライン>

状況の例題を上げ、違反となるものとならないもののボーダーラインを幾つか列挙します。

この表の項目は、どれか一つでも該当すれば合法的に停められるという解釈ではなく、

「何れにも該当しない場合は、合法的に停められる」という解釈になります。

状況 違反になる場合 違反にならない場合
火災報知器の近く
  • 火災報知器から1メートル以内の部分
  • 1mを超えて離せば合法的に駐車できる
自動車の出入り口付近
  • 駐車場、車庫等の自動車専用の出入口から3メートル以内の部分
  • 3mを超えて離せば合法的に駐車できる
道路工事の近く
  • 道路工事の区域の側端から5メートル以内の部分
  • 5mを超えて離せば合法的に駐車できる
  • 道路を占有していない建築工事などは関係無い(但し出入り口に注意)
消火栓や消火器などの近く
  • 消防用機械器具の置場、消防用防火水槽、これらの道路に接する出入口から5メートル以内の部分
  • 道路に接する部分から5mを超えて離せば合法的に駐車できる
  • 消火栓、指定消防水利の標識が設置されている位置や消防用防火水槽の取り入れ口から5メートル以内の部分
  • 5mを超えて離せば合法的に駐車できる
交差点や曲がり角の近く
  • 交差点の側端又は道路の曲がり角から5メートル以内
  • 5mを超えて離せば合法的に駐車できる
横断歩道(自動車横断帯含む)の近く
  • 5m以内(前後左右全ての方向を含む)
  • 5mを超えて離せば合法的に駐車できる
踏切の近く
  • 10m以内
  • 10mを超えて離せば合法的に駐車できる
安全地帯の近く
  • 安全地帯の左側とその前後10メートル以内
  • 右側は合法的に駐車できる(のだが、そんな場所あるか?)
  • 前後10mを超えて離せば合法的に駐車できる
バスの停留所の近く
  • 停留所の表示板から10メートル以内(運行時間中のみ
  • 10mを超えて離せば合法的に駐車できる
  • 運行時間外は合法的に駐車できる
駐車禁止の標識が無い場所
  • 黄色い破線が引かれている場所(黄色い実戦は駐停車禁止)
  • 線路や踏切内
  • トンネル
  • 坂の頂上付近

 

  • 法令で駐車が禁止されていない場所なら合法的に駐車できる
狭い道路
  • 右側の道路上に3.5m以上の余地が無い場所
  • 3.5m以上の余地があれば合法的に駐車できる
広い路側帯
  • 車両の左側に75cmの余地を空けていない場合
  • 幅75cmを超える広い路側帯は車両を入れて駐車できるが、その場合、車両の左側に75cmの余地を空けていれば合法的に駐車できる
狭い路側帯
  • 幅75cm以下の狭い路側帯で車両を入れている場合
  • 路側帯には入らずに車道の左側に寄せれば合法的に駐車できる
標識のある場所
  • 駐車禁止標識や標示のある部分
  • 無ければ合法的に駐車できる
  • 補助標識で条件が指定されている
  • 条件に当てはまらなければ合法的に駐車できる

 

<補助標識を見落とす人は以外と多い>

上記の表の最後の行、

「補助標識で条件が指定されている」駐車禁止があります。

例えば、

「日曜・休日を除く」や「7.30-9.30」などです。

わざわざ、補助標識で条件を示しているのですから、

その条件に当てはまらなければ、違反にはならないのです。

よーく探してみてください。

この補助標識付きの駐車禁止標識や駐停車禁止標識は意外と多く、

都心でも停められる場合があるのです。

中央区内でも、日曜・休日なら丸一日停められる場所が幾つもありますし、

東京駅のすぐそばだって、夜間なら停め放題の場所が幾つもあります。

銀座、渋谷、新宿、池袋、有名な繁華街の近くでも停められる場所はあります。

勿論、「いつでも」ではありませんが。

特殊なものでは「タクシーを除く」なんて補助標識もありますね。

 

私も、タクシー乗務員やDM配達員をやっていた頃には、

よくこれらを考えて停めていましたけど、

周りを見渡すと、考えていない車が実に多いと感じますね。

仲間の職業ドライバーでもこれを考えないで停めている輩が殆どです。

だから、違反で取り締まられるのです。

 

「あと数m先なら違反じゃないのに」とか、

「そこ左に曲がった通りなら違反じゃないのに」とか。

そういう馬鹿馬鹿しいリスクを顧みずに停めている人はかなり多いですね。

 

<停められる場所が見つからない場合>

どうしても急いで停めたいのに、

探しても合法的に停められる場所が見つからない場合もあります。

急いでいるなら見落としも多くなるので尚更ですね。

そういう場合、

「ちょっとくらいなら平気だろう」とか

「すぐ戻るから」という風に短絡的に何も考えずに停める人も多いですね。

 

車を停めて取り締まられる違反には、

「駐車違反」と

「放置駐車違反」と二通りあり、

それぞれに二段階の区分があります。

点数で言えば、

1点違反と、2点違反と、3点違反があります。

 

何も考えていない人は、時としてこの3点違反を犯すのです。

実に馬鹿馬鹿しいですね。

ちょっと頭を使えば1点で済む停め方もあるのに。

多くの人は多くの場合で2点違反になっていると思いますので、

1点違反で済む例と、3点違反になる例を挙げます。

  • 1点違反で済む例:
    • 路上パーキングに停めてお金を払っていない。
      • これ、無いと思う人は考えが浅はかです。
        小銭の持ち合わせが無い場合もありますよね。
    • 路上パーキングの枠からはみ出している。
      • 他の車が邪魔で止むを得ずこういう事になる場合も。
    • 路上パーキングの利用時間外である。
      • うっかりミスですね。(逆に路上パーキングの利用時間帯だけ駐車禁止を条件とする補助標識もあるので、よく見ると停め放題になっている場合もある)
    • 駐車禁止場所での駐車違反。
      • 車禁止場所で駐停車違反すると2点となるのだが、
        標識でその境目が明確にされていても駐車禁止の場所に停める人はいる。
  • 3点違反になる例:
    • 歩道上に乗り上げて駐車し、車から離れている場合。
      • 意外と見かけますね。後続の車が通れるように右側に余地を空けたつもりが、実は悪質な違反となるのです。
    • 交差点内や横断歩道内に駐車し、車から離れている場合。
      • これも時折見かけます。愚の骨頂ですね。
    • 無余地駐車し、車から離れている場合。
      • 前後の車はセーフでも、右側に電柱や物が置いてあったりすると自分だけこれになる場合がある。
      • 必要な右側の余地は道路なので、私有地や路肩にはみ出せば3.5mの余地がある場合など。
    • 二重駐停車。
    • 駐停車禁止の場所で駐車し、車から離れている場合。

上記の例は、普遍的とも限らず、

現場の警察官の判断やその他の条件の加減により、

多少の「ゆらぎ」が生じる事もあります。

つまり、警察官に「悪質」と感じられるような事や態度は

しない方が身のためという事になります。

 

<駐車と停車と停止の違い>

  • 「駐車」とは、
    • 車が継続的に停止している状態
    • 運転者が車から離れて、すぐに運転できない状態での停止
  • の何れかを言います。
  • つまり、車から運転手が離れればもれなく「駐車」という事になります。
  • (停めた車の周りの状況が見えていて必要があれば直ちに戻ってその車を移動できれば「停車」)
  • 「停車」とは、
    • 人の乗り降りのための停止

    • 5分以内の荷物の積みおろしのための停止

    • 運転者がすぐに運転できる状態での短時間の停止

  • の何れかを言います。
  • つまり、休憩だろうと、エンジンが掛かりっぱなしだろうと、
  • 「停止」では済みません。
  • 「停止」とは、
  • 法令に従う場合や、危険を避ける為に止を得ない場合に
  • 一時的に停まっている状態を指します。
  • つまり、動き出す事ができる状態になれば動く場合です。
  • 渋滞で前が止まっている状態や赤信号などの場合が当てはまりますね。

 

<わざわざ違反をする愚か者>

余計な事をしたが為に違反になる場合があります。

場所的に駐車禁止ではなくても、「それは違反」となる状況です。

  • 自転車専用レーンに入れて停める。
  • 歩道に乗り入れて停める。(一部分でも同じ)
  • 道路の右側に停める。
  • 幅75cmを超える広い路側帯は車両を入れて駐車できるが、その場合、車両の左側に75cmの余地を空けていない。

 

<常に車載しておくもの>

これですでに皆さん、思いつく事でしょう。

法令が書かれた本が、教習所や更新の時に手に入るはずです。

最新のものを常に車に積んでおき、

記憶があやふやな時には見て確認できるようにしましょう。

スマホなどでネットで調べると、

嘘や間違い・勘違いが実しやかに書かれていて

それを咄嗟に信じてしまいがちになります。

特に急いでいる時はその危険が高まるでしょう。

 

それと、距離を測れるもの。

巻尺のようなものを常に積んでおいた方がいいでしょうね。

 

<あとがき>

私も駆け出しの頃は色々と物を知らずに損をしていたと思います。

世の中、「無知は損をする」という事です。

しかも、無知のままであれば

損をしている事に気付きもしないまま」だという事です。

 

実は、他にも色々と、

世の中「知らないと損をする」事は多いのです。

興が乗った時にはまた筆をとりましょう。

 

 

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「休憩なんかとらなくてもいい」というトンデモなタクシー会社

  • 2018.02.17 Saturday
  • 19:20

元タクシー乗務員が呟く、裏話です。

風の噂で聞くと、今は景気も少し回復してきていて、
私が辞めた頃に比べると、
マシな売り上げができるようになってきているらしいです。
なので、流石にもう言ってないと思いますが…

私の勤めていた某T社は、トンデモなタクシー会社だったのです。
完全に「ブラック企業」です。
その内のひとつに、
「休憩なんかとらなくてもいい」というのがありました。
タクシー乗務員(タクシードライバー)は、
「隔日勤務」という勤務体系が普通で、
一度の出勤で二日分働いて、翌日は休息日という組み合わせで
一日置きに出勤するのですが、
二日分ですから、18時間拘束が建前です。
建前、というのは、大抵のタクシー会社は、
法律で許される限界まで働かせるので
その18時間に残業が3時間と、準備・片付けで30分の拘束をします。
つまり、
21.5時間の拘束時間なのですね。
この間、当然食事もしますし、トイレも行きます。
なのに、
「休憩なんかとらなくてもいい、皆そうやって頑張ってるんだよ」
と指導していたのです。

これを聞いて、普通だと思う人は、ちょっとおかしいですよ。
21.5時間休みなしで運転し続けて(仕事し続けて)、
事故やミスが起こらないわけないでしょ。
そのタクシー会社は、事故やミスがあると減給になるので、
少々の事なら採算が合うのです。
つまり、
極限状態で働かせる事によって、最大限の利益を稼ごうというのです。
机上論では、確かにそれが利益を最大限にする方法かもしれませんが
働いているこちらは堪りません。

実際、その会社に限らず、大抵の会社では、事故が多いのです。
「タクシーは事故が多い」これは、警察でも業界でも既知の事実です。
無知な乗客が可哀想だと、私は思いますがね。

一説には、
「タクシーは1日当たりの走行距離が多いのだから、事故が多くて当たり前、事故率で計算したら一般の運転手と大差はない」
という事らしいですが、
それもおかしな話です。
プロフェッショナルでエキスパートでスペシャリストなタクシー乗務員が、
一般のドライバーと同じような確率で交通事故を起こすのですか。
「恥と知れ!」私は心の中でそう叫びます。
一般のドライバーよりも、ぐっと事故率は低くなくてはいけないでしょう。
偉そうな事を言っている私は、12年間タクシー乗務員を続けていましたが、
無事故・無違反のゴールド免許です。
中にはそういう、事故率のぐっと低い乗務員もいるのです。
という事は逆に、一般のドライバーよりも事故率が高い乗務員がいなければ、
計算が合いません。
そうです。
とても危険な乗務員が混じって走っているのが
『タクシー』という乗り物です。
利用者の皆さんに「乗るな」とは言いませんが、
「過信は禁物である」と言いたいです。
少しでも不安を感じたら、勇気を持って乗務員に声を掛けましょう。
居眠り運転しているかもしれませんよ。

それと。
言われなくても、シートベルトはした方がいいですね。


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タクシーセンターは、苦情が入らない事が第一?!

  • 2018.03.07 Wednesday
  • 18:22

元タクシー乗務員が語る裏話です。

タクシーという乗り物(職業)は、様々な法律の中で営業しています。
東京23区と武蔵野市三鷹市でひとつの営業エリアとして定められています。
その東京地区ではその稼働台数や利用件数が日本で一番多い事もあり、
違法行為をするタクシーを取り締まる専門の機関が必要だという事で
『東京タクシーセンター』という「公益財団法人」があります。
(かつては『東京タクシー近代化センター』という名称で、略して『近セン』と呼んでいた名残で今でも『近セン』と口に出る人もいる)
この『東京タクシーセンター』の数ある業務の中のひとつに、
「苦情処理」があります。
タクシーに関する苦情を『東京タクシーセンター』に申告すると、
その内容を確かめた上で必要な処分をする事となるのですが…
今回の裏話は、その辺りにしましょう。

<文中用語の説明>

  • 乗務員

    タクシードライバーの事です。


<苦情の無い乗務員は殆どいない>

最近始めたばかりの乗務員でもなければ、
大抵は苦情のひとつやふたつ貰った事はある筈です。
その苦情が、会社に直接入るのか、無線協同組合に入るのか、
『東京タクシーセンター』に入るのかの違いはあります。
また、苦情を申告した人が、
名前と連絡先を教えてくれるかどうかにもよりますが。

なぜ、そうなのかと言うと、
まず、そもそも論で、完璧な人間は何処にもおらず、
誰しも、些細なミスのひとつやふたつ、やらかした事があるからです。
それと、タクシーの場合、乗客からだけ苦情を貰うとは限りません。
一般の運転手や、通行人などから苦情を貰う事もあります。
そして、乗客は十人十色で、
それぞれに価値観を持ち、事情があります。
タクシーはその性質上、乗客の意向をなるべく優先します。
すると、他の人達にとっては時に迷惑となる事もあるのです。

また、乗客の言う事を何でも利くとは限りません。
例えば、違法行為はできないのが前提ですし、
後から利用する他の乗客の迷惑になるような事はお断りします。
例えば、
一方通行の逆走や、進入禁止の場所の走行など、
喫煙や飲食、犬を連れている場合や、
衣類が著しく汚れている場合などです。
他にも幾つか、「乗車できない」条件が定められています。
それらを説明して理解を得られる人ばかりとは限らず、
自身の都合ばかりを優先させようとする乗客もいますので、
必ずしも、苦情を貰わないとは限りません。
なので逆に、
苦情が入っても、全くの無罪放免となるケースもあるという事です。

<どちらを選んでも苦情の可能性がある>

乗務員が受ける指導の中の一つに
「必ず、道順を確認する事」というのがあります。
これは、乗務員の勘違いや凡ミスを防ぐ目的だけでは無く、
乗客の勘違いや思い込みが無いか確認する性質もあります。
また、乗客によっては最短コースを走ればいいとは限りません。
途中で寄り道する事もありますし、
縁起担ぎでどの道は避けたいとかいう場合もあります。
「最短」とひとくちに言っても、
距離さえ最短であれば
他の事は一切不満にならないという乗客はほぼ居ません。
渋滞していれば料金が高くなったり時間が掛かったりしますので、
無難に空いている方から行って欲しい乗客もいるでしょうし、
信号の数や、車線の数、制限速度などの関係で、
よりスムーズに走れる通りが最短コースとは別にある事もあります。
事故や事件、工事などで一時的に渋滞している事もありますしね。

そういった色々な要素を臨機応変に上手く組み立てられるのが
「良い」乗務員なのですが、
乗客に一言も言わせずに組み立てられる筈もありません。
ところが、とても急いでいる乗客は
「いいから早く走ってくれ」と言う場合もあります。
問題は、この急いでいる乗客の場合、
「いいから早く走ってくれ」と言われたからといって、
乗務員の好き勝手に走って良いという事にはならないのですよ。
「1秒でも無駄にしない」と早とちりすると、
あとから「遠回りして料金をわざと高くした」とか
「途中で降ろされた」という苦情が発生する場合があります。
私も乗務員をやっていた時に、これを食らった事があります。

一人同乗者を宿泊先まで送って、そのあと道順を確認しようとしたら、
「いいから早く行って」と言われました。
なので、わざわざUターンして向きを変えてまで、
工事渋滞しているかもしれない通りには入らずに
「では、このまま正面の方から行きますね」と念を押しながら、
すぐに前進させました。
ところが、
少し走った途中で「これでは遠回りだろ」と言われましたので、
説明しながらも、「普段はお幾らぐらいで着きますか?」と尋ね、
普段と同じ料金だけ頂こうとしたところ、
三度も四度も「いいからいいから」と言って、
目的地に到着したあと、メーター通りの料金を払って降りて行きました。
それが後から苦情の電話が『東京タクシーセンター』に入るとは
当時の私は思いもよりませんでした。

私は営業所の所長にも話したのですが、
『東京タクシーセンター』に出頭してこう話しました。
では、
乗客が三度も四度も「いいからいいから」と言って
お金を置いているのに、それを更に突き返せとでも?
そもそも「早く行って」と言われた乗客を
目的地に到着しているのにいつまでも引き止めて問答しろとでも?
では、
「いいから早く行って」と言っているのに、
Uターンするコースと、今向いている方向からのコースと、
説明して、どちらか選ばせろとでも?
どうすれば良かったのでしょうか?

そうなのです。
何をどうしても不満になる乗客というのが時にはいるのです。

<見解は「その場で揉めろ」>

営業所の所長は、『東京タクシーセンター』に出頭する前に、
答えを出せずに困惑していました。
それが普通だと思います。

ところが、『東京タクシーセンター』側の見解はこうでした。
必ず道順を確認する事になっている。
「早く行って」と言われても、もう一度確認する。
走り出す前に「これこれこういうコースで行きますがよろしいでしょうか?」と確認しろ。
という事です。
悩む風も無く、即答でこういう指導を受けたのです。
それでは、その場で「早く行って」と言っている乗客は
怒り出すかもしれません。
そう話すと、
「その方がマシ。そうすれば苦情は入らなかった爐も瓩靴譴覆ぁ廚氾えるではありませんか。
私は呆れましたね。
つまり、
『東京タクシーセンター』に
苦情が入らないようにする方法論なのです。
より上手く切り抜ける方法論などではありませんし、
より喜ばれる可能性を求める方法論でもありません。
それどころか
乗客の意向を察する方法論では無く、
乗客を怒らせてもいいからマニュアル通りにやれ。という事なのです。

『東京タクシーセンター』は、乗客のためにあるのではなく、
決まりごとのためにあるのだと痛感した事案でした。



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タクシー料金は前払い制にするべき

  • 2018.03.09 Friday
  • 18:06

元タクシー乗務員が吐露する裏話です。

タクシーという乗り物は、未だに後払い制です。
チャージ制とか、プリペイド制はありません。
タクシー券とかチケットとかもありますが、
基本は降りる時に精算します。
これ、実は大きな問題がありまして、
改善の余地としては絶望的です。


<文中用語の説明>

  • 乗務員

    タクシードライバーの事です。

  • 運行管理者

    乗務員や車両の運行を管理する、言わば中間管理職のようなものです。


<問題だらけの時代遅れ>

何が問題なのかというと、
料金は走っている間、上がり続けて幾らまで行くかは制限されません。
(厳密にはメーターの限界があるのだが)
すると、到着してみたら乗客の手持ちが足りない、という自体が
起こる事があります。
クレジットカードは、使ってみたら使えないという事態も起こります。
もっと言うと、
到着してから、財布を持ってくるのを忘れていた事に気付くとか、
最初から踏み倒す気で乗ってくる人とかもいます。

そういう場合はどうするのか?
昔から、ごく当たり前のように、乗務員が立て替える事になります。
そして、本来払うべき運賃を
その乗客が後日でも払ってくれればいいのですが、
そうとは限らないので困るのです。
勿論、乗務員が何もしないで惚けているわけではありません。
降りる時に、乗客の連絡先や居所を控えさせてもらったり、
念書を書いてもらって拇印を貰ったりします。
が、これを由とせず、「乗客を疑うのか」と怒り出す人もいますから、
下手をすれば「接客不良」として処分を受けてしまいます。
乗務員がその正統な権利を主張してはいけない、という事では無く、
乗客を怒らせないように上手く説明しなさい、という事なのであるが、
全く聞く耳を持たない人もいるから始末が悪いのです。
そして今時、
踏み倒すつもりでそういう事を言い出す乗客も稀有でしょうから
益々まずい事態に陥りかねません。
(踏み倒す気満々の人は信用させようとするので、警察呼ばれかねない言動はしない)
むしろ、踏み倒してくれた方が、処理は単純で簡単です。
警察に「被害届」なり「告訴状」なりを出せばいいのです。
そして会社に報告すれば、それで終わりです。
勿論、踏み倒された運賃は乗務員の負担になりますが。

一方、踏み倒さないで払うと言っても
先に述べた通り、慎重な対応をしなくてはなりませんし、
本当か嘘か分からない個人情報を尋ねなくてはなりません。
そして、現金書留なりで送金をちゃんとしてくれればいいのですが、
なかなか払ってくれないと、
連絡を取ってみたり、
自宅や会社に訪問して催促してみたりしないといけません。
ここで、扱いを失敗すると、「接客不良」と言い出されかねません。
個人的にお金を貸していて、
それを取り立てに行ったら、処分されるとか信じがたいです。

「個人的に」と書きましたが、これは個人的な行為であって、
「業務」ではないんですね。困った事に。


<個人的にお金を貸さざるをえない>

遥か昔から何処のタクシー会社でもそうらしいのですが、
ほとんどの場合、運賃が払えない乗客に当たってしまったら、
乗務員の負担になります。
これはなぜか?
まず大前提としてタクシー会社は、乗客にお金を貸しません。
次に、メーターに出ている数字は消す事ができずに記録に残ります。
運賃は、乗務員が回収して会社に納金します。
なので、差額があれば「乗務員の責任」として負担させられるのです。
記録通りの金額を納金しないと、業務が終わりません。
足りない状態では、一切受け付けてくれないのです。タクシー会社は。
特例的に、運行管理者が
個人的に乗務員にお金を貸してくれる事はありますが、
それは、あくまで「個人的に」なのです。
貸さないと、何時まで経っても業務が終わらないので、
渋々そうするのです。
タクシー会社の業務に「金貸」はありません。
現場の乗務員も同じで、
頑なに「お金は貸せません。業務が終わりませんから、今すぐ払って下さい」と主張したところで、
時間だけが空しく過ぎてゆくばかりです。
そして、そんな問答は売り上げにはならないので、
一銭にもならないタダ働き状態、いやさ、業務停止状態なのです。

いつまでも拘っていても、馬鹿馬鹿しいので、
さっさと処理を済ませて(それ自体タダ働きだが)、
次の乗客を得るために空車にして走った方が遥かにマシなのです。


<なぜ会社はお金を貸さないのか>

実は、タクシー会社というものは、乗務員を全く信用していません。
つまりどういうことなのか?
売り上げを横領されまいと頑なに拒んでいるのです。
「横領じゃないでしょ?」と普通は思うかもしれません。
ですが、
乗客からは満額受け取り、「受け取れなかった」と嘘の申告をして
それがまかり通ってしまえば、横領し放題なわけです。
なので、乗客を信用していないのではなくて、
乗務員を信用していないのです。

乗務員が個人的に乗客を信用するなら立て替えるしかないわけです。
信用できなくても、立て替えなければ業務が終わりません。

過去に、頑なに立て替えを拒み、「払って下さい」の一点張りで、
朝まで粘り、乗客の会社まで付いて行って、
その上司に払わせたという強者の乗務員も居たらしいのですが、
その間に過ぎた時間は一銭にもならないのです。
(払ってくれるまでその間、メーターを回しっぱなしという手もあるが、それを払ってくれるか分からないのに、乗務員の負担するリスクのある金額を膨大に膨らませるのは、かなり危険)

馬鹿馬鹿しいですが、乗務員が立て替えて納金できないのであれば、
そうするしかないのが現実です。
私も、払ってもらうまでに何時間も掛かった経験が何度もあります。
乗客本人が持っていないのであれば、
クレジットカードは無いか?
キャッシングできるカードは持っていないか?
親兄弟など家族は持っていないか?
誰か知人に今すぐ借りれないか?
乗客の上司などに借りれないか?
大家さんに借りれないか?
隣人に借りれないか?
と食い下がって何時間でも諦めないか、
諦めて踏み倒されるリスクを抱え込んで個人的に立て替えるか、
どちらかしかないのです。
私も何度も料金踏み倒された事があります。
回収に労力割くのが馬鹿馬鹿しいから諦めるのも早いので。
でも、なかなか諦めずに会社まで付いてくる乗務員もいますから、
安易な乗り方はしない方がいいですよ。


<前払い制にするべき>

支払い方法は多様で構いませんが、
前払い制にして、支払った分だけ走れるようにするべきなのです。
ですが、そういう設備投資はやらないでしょうね、タクシー会社は。
乗務員に責任取らせる方が安上がりですから。

そうそう。
「着いたら向こうにいる人がお金持ってるから」は
「無賃乗車」ですよ、念のため。
自らが支払い能力が無い事を自覚した状態で乗れば「無賃乗車」です。
警察に突き出されても文句言えないですよ。
それで乗せてくれなくても「乗車拒否」は成立しません。



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