【自作】撮影用バックボード
- 2017.09.19 Tuesday
- 12:19
撮影の際に背景を隠したり、背景にするためのボードを作成します。
わざわざ材料を購入するのも何なんで、今回は廃棄する段ボールを流用しました。
<準備>
手頃な大きさの段ボールを見繕います。
色は出来るだけ真っ白い方がいいでしょう。
(レフ板効果により、被写体が多方向から明るくなり影が軽減する)
同じ大きさの長方形の板が三枚、或は高さが同じ板が三枚要ります。
上の画像の様に「コの字」型に仕上げたいので、つなぎ目の高さの寸法さえ合えば、必ずしも横幅が同じでなくても構いません。
もうこれだけで、準備も材料も工具も完成も想像付くと思いますが。(^_^;)ゞ
さて、完成イメージが湧いたところで、材料と道具を揃えましょう。
材料:
- 段ボール板 ×三枚
- 白い養生テープ (色はお好みで、ガムテープとかでも代用はできるけど、ガムテープは経年劣化で粘着材が脇からはみ出て来て汚くなりがち。劣化の少ないテープも売ってるからそういうものを使うのも一興)
道具:
- 赤鉛筆 (寸法測って線を引く)
- スケールか定規 (寸法を測る)
- カッター (言わずもがな、今回はハサミではやり辛い)
- カッターガイド (カッターを使う時に当てる定規)
- 白いペイントマーカーか塗料 (会社名とか電話番号を塗りつぶす)
最低限必要な道具は以上ですが、以下の道具もあると便利です。
- 硬質の赤鉛筆 (普通の赤鉛筆より芯が堅くて欠け辛いので細い線を書き易い)
- 卓上クリーナーかハンドクリーナー (作業後の掃除に、途中でも)
- 曲尺 (直角に線を引ける、読み方は「かねじゃく」、別名「差し金」とも呼ぶ)
「曲尺」とはL字状の定規みたいなものです。
サイズは大きい方が使い易いんですけど、高くなるので30cmの物でも今回はいいかな。
カッターガイドは、ただの定規ではなくて、カッターの刃が当たる部分に金属が使われていて切り易くしたものです。
なお、カッターガイドには、指先を刃から護る構造のものと、そうではない構造のものがあります。
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刃先から指を護る構造になっているものがお勧めです。
切る作業中、意外と刃が定規に乗り上げたり、指先が線上に出ていたりして怪我をします。
これは、慣れてくれば慣れて来る程起こり易い事故なので、
道具の構造で防ぐ事が最も安全ですし、作業効率の向上にもつながります。
<工程>
元の段ボールが「箱」であるなら、角から切るなどして大雑把に板状にしてしまった方がやりやすいです。
そのあとで、寸法を引いて、真っすぐに切ってやりましょう。
あまり細かい事を気にしないのであれば、全てきっちり測る必要はありませんが、
貼り合わせる「辺」の高さはキッチリ揃えないと、段差になってしまいます。
完成品を置く時の「底辺」が横一直線になるようにしないと、安定性が悪くなります。
なので、合わせる「辺」と直角に「底辺」を引いた方がよく、そのとき上記で紹介した『曲尺』が役に立ちます。
三枚の板を切り出したら次は貼り合わせですが、この時ちょっとした小技が要ります。
単純に辺と辺を合わせて貼り合わせると、仕上がりが「曲がりにくく」なってしまいますので、
わざと、ちょっと間に厚み分の隙間を空けて貼り合わせてやります。
イメージはこんな感じです。貼り合わせ箇所を真上から見た断面イメージです。
茶色が段ボール板の断面であり厚みがあります。グレーが養生テープです。
このようにあつみの分だけ隙間を空けて、裏表両側から養生テープで貼り合わせます。
あとは、
撮影とは関係の無い、社名や電話番号を背景色と同じペイントマーカーで塗り潰しましょう。
乾いたら出来上がりです。
<完成>
白背景が使いたい対場合は、こちらの面で。
撮影対象が白色に近い場合は、裏面を使った方が映えると思います。
リバーシブルですね。
なお、使わない時は、折り畳んで仕舞っておけますから省スペースです。
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